このレビューはネタバレを含みます▼
●本文24P。作者さんの作品好きです。ページ数に対して内容濃く感じます。BL的にはこれから…という感じ。（続きが熱望されてるのも分かる！）
●良くない意味の「優しい人」でしたね。八方美人、当たり障りのない態度、耳触りの良い言葉。周りの人は佐竹のことを「優しい人」と言う。あの日の中原も、「優しいね」と。
●高校時代の二人は仲良かったのかな？よくある「親友」ではなく、「友人」と表現されてるんですよね。どういう流れで二人は屋上にいて、中原は佐竹に大事なことを話したんだろう。想像膨らみます。もしかしたら、いつも一緒にいるような関係ではなかったのでは？と思ったり。そうなら佐竹の吐いた“優しい言葉”は、もっと強烈に佐竹の“後悔”として残っているんじゃないかな。
●佐竹は自分のそういうところをよく知ってる。中原は？気付いてた？？きっと佐竹のことをよく見ていただろうから、気付いていたかも。そのうえで今、“付け入ろう”としてるんですね。…公園で再会したのは偶然なのか？狙ってたのか？！
●佐竹はただの「優しい人」から脱却できるかな？少なくとも中原に対しては真摯に向き合ってくれそう。本質的に根っこは“いいやつ”なんですよね。
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