少年と神隠し
」のレビュー

少年と神隠し

ゆき林檎

幸せを噛み締める2人は・・・

ネタバレ
2022年8月24日
このレビューはネタバレを含みます▼ その幸せが永遠ではないからこそ、余計に「いま」が尊いものになるんだわね・・・・ちょっぴり切ない、2人のラブストーリーです。
昭和28年設定の、ノスタルジックな時代背景にもまたシビれますね・・・。作家さんの優しい作風にとても似合います(^^
神社に捨てられていたところを拾って育ててくれた養母が亡くなり、本当の天涯孤独の身になった修一郎・・・そんな彼が「この世のものではない何か」に追われ倒れていたところを、お面を被った謎の青年:テンに助けられます。テンの素顔は、いつも夢に出てきた青年にとても似ていて・・・・・・そこから、深い深い前世の「想い」が蘇ってくるのです・・・。これはですね・・・意外ともの哀しいお話しなんですよね・・・・一応ハピエンなんですが、「この先」を思うと切ないのです・・・でも少しだけ「希望」があるような気もするので・・・・暗い終わり方ではないのかな?って思います。いつまでも2人の幸せが続きますように・・・と祈りたくなります。情緒のある奥深い作品です(^^
※暗いばかりでは無いです!お面を被ったテンの、イノシシ倒すシーンとか結構私はニヤリとしました😊是非✨
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