可愛く鳴いても逃がしてあげない
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可愛く鳴いても逃がしてあげない

西山アラタ

蛇の生殺し…にならなくて良かったね

ネタバレ
2022年8月26日
このレビューはネタバレを含みます▼ 正直、序盤から中盤までは良くある幼馴染みの執着愛と、実は前から好きだったのをやっと気づいてお付き合いする…というあるある話だな〜と思って読んでいました。
実際、その通りにお話が進み、その通りの決着なんです。
ですが!!episodes5でぶっ飛んでドン引いてゾクっとしました。
攻めのシマくんがカッコいいのに、優しいのに、キレイなのに、頼りになるのに、、、エッチのとき変!!
やってる事は普通なんだけど、まるでテリトリーに入ってきた獲物を愛でつつ蹂躙しながら襲いかかる猛禽類のよう!
そのエッチの描き方が本能に抗えないオメガバに似てるな〜と思ってたら、作者様後書きにて「蛇に睨まれた蛙」がテーマだそうで。そりゃ動物的だわ〜と納得です。
思えば序盤から蛇っぽい描写がチョイチョイありました。ありましたが自分気づいてなかったわ⤵︎。でも、見られてチリチリしたり、告白シーンが逆光だったりとかが記憶に残る引っ掛かりになってたんだな〜と思います。
このepisodes5を読んで評価が上がりました。
受けの蒼葉はありがちな愛されっ子なのですが、シマくんの執着愛に対して受けて立ってしまうところが普通じゃなくてベストカップルなんだなと思いました。
この作者様の一風変わったエッチやフェチの表現は好きです。エッチなシーンでブースター装着した?と思うくらいめちゃくちゃ良いです。
局部は見えない構図でしたが、シマくんの裸体と表情が良すぎて満足してしまいました。
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