勇者パーティから追放されたけど、EXスキル【固定ダメージ】で無敵の存在になった(コミック)
赤槻コウ/六志麻あさ
このレビューはネタバレを含みます▼
復讐チート物は割と好きなのですが、主人公の最強チート能力の見せ方を、失敗したのではないかと思います。
世界観的に一撃9999ダメージがカンストだとして、三秒毎にというのが微妙で、設定上、間を持たせる為の苦肉の策だとは思いますが、異世界の魔王を討伐したパーティの一員なら、呪いの副作用で魔力を使えず、歩く事がやっとに衰えた元魔術師を瞬殺する程度の力量は有りそうだと感じました。
ダメージを3万まで無効化するユニーク級アイテムを装備していながら、相手からダメージを受けているのに反撃せず、逃げる事すらせずに、ビビって腰を抜かす勇者パーティの前衛って…
アイテムの効果だけでも九秒、主人公の能力を知らないので最初の三秒は無駄にしても、まだ六秒の猶予があります。逃げる事は簡単に出来たし、何も考えずに突っ込んでも勝てた可能性が高く、主人公の強さより、復讐相手のマヌケさが際立って見えてしまいました。
個人的にですが、ダメージが累計加算で、主人公の任意の秒数で発動とかであったなら、最高レベルのアイテムがいきなり壊れて、相手が腰を抜かす展開にも違和感がなかったのではと思います。
いいね