真実の愛を見つけたと言われて婚約破棄されたので、復縁を迫られても今さらもう遅いです!
彩戸ゆめ/すがはら竜/一花夜
このレビューはネタバレを含みます▼
浅慮な王太子が真実の愛に走り、婚約破棄を余儀なくされた完璧なる淑女のヒロイン。賢く優しさにも溢れるヒロインの反撃が始まるのか?そしてどんなふうに王太子は後悔することになるのか?と、ワクワクして読み始めたら、まぁ途中までは切なさと悔しさと複雑な気持ちだったけど、帝国のヒーローと運命の愛に生きることになったヒロインに拍手喝采!と、恋愛物語が続くのかと思いきや、2巻に入るとなんだか胸がドキドキするほどシリアスな展開に。これってサスペンス?推理小説?って思うほど先が読めなくてハラハラした。そして、王国に共和国のスパイが!ヒロインと王太子が何もなく結婚していたらこの二国間で戦争が起こっていたかも知れなかったという事実。それが、図らずも婚約破棄で免れたという背景が…
もう、なんだかどこに罠が仕掛けられているのか心臓がもたない!恋愛ものと侮るなかれ。めっちゃ内容は深いです!よくできてます!ぜひ続きはご自分で♡!
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