グレープフルーツムーン
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グレープフルーツムーン

芹澤知

絵はキレイ、ストーリーは物足りない

2022年8月27日
島のオススメで見かけていたのでクーポンのタイミングで読んでみました。
ケーキ大好き大学生の香月(19)とパティシエの洋一郎(31)のほんのりBL…でしょうか。
うーん、個人的にはちょっと中途半端な印象のお話でした。
BLとしてならラブが足りず、お仕事モノとしてなら洋一郎の情熱が感じられず。ヒューマンモノな雰囲気もありますが、それも半端な印象。色々な要素がどれも物足りない。そのせいか物語が始まっても引き込まれず、途中で一旦リタイアしかかりました。
BLだ!という先入観を一旦横に置いて、もう一度最初から読み直して読了し、先ほどの感想に至りました。
ナチュラルに男性同士が両想いになるのも、マンガだからとあまり気にならない作品もありますが、この作品は気になりました。
私は青臭いキャラクターが得意じゃないので、主人公の香月にイマイチ惹かれなかった(めちゃくちゃ良い子ですが)のも一因かと思いますが、メインサブ含めて登場人物の魅力がもう一歩欲しいなと感じました。
出てくるケーキはどれもキレイで美味しそう。

BLというよりはブロマンス寄りで、キスシーンまでなのでBL初心者の方には読みやすいかもしれません。総202ページ、☆3。
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