このレビューはネタバレを含みます▼
好きすぎて直接本人に手を出せなくて、好きな人の相手を寝取る男と、寝取られて自分に向いた愛を確認する男の、拗らせ愛。これはホント犬も喰わないってやつだー。周りを巻き込んでしょーもない2人…。40年もそんな事やっていた2人の間に、若い空木が入ってきて、追う男を追うんだけど…。奥山さんが、どこで空木を好きになったのか…。40年も好きで追いかけてた男との関係を終わりにできたのか…。空木が自分のことを10年も経っても執着してくれたから?山代さん1人になっちゃって可哀想に感じてしまった。生涯、お互い特別な相手なんだろうな〜。最後に初めてキスをしたのが印象的。
もう一つのお話「写真」「骨」も凄く良かった!お互いの思いが、やるせなくて、せつなくて、たまらなかった。なんとも言えない気持ちになって、読後しばらく反芻してしまった。