ネタバレ・感想あり犬も喰わないのレビュー

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番外編も素晴らしい!
2024年8月20日
三角関係が好きならでりこ先生の作品を読むべき!
本編の拗らせ三角関係も良いのですが、後半の読み切りの三角関係も素晴らしい!泣ける。
昔馴染みの三人が、それぞれ胸に秘めた恋心が、一人の死によって、明かされる構成。
切ない!
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昔の…
ネタバレ
2024年3月22日
このレビューはネタバレを含みます▼ 文学のような、また30年以上昔に読み耽ったJUNEの作品のような雰囲気でした(特に後半の作品が)。
叶わない切ない想いを存分に練り込んだ完成された作品だと思いました。
恋をすることそのものが罪と考えてしまうような…それを描こうとすると現代では雰囲気が合わない。
なので登場人物達の年齢にはなるほどと思いました。

表題作は空木くんが介入しているのでこうなるんだろうなという納得の展開でしたし、後半の作品はまさにという結末でより辛かったですね。
思い入れは後半の作品のほうが強いです。
おそらく正毅の恋は叶っていたのだと思います。
一方通行ではなかった。
それを確認する勇気があればもっと幸せな結末になったのにと思わせる展開が素晴らしい。
でももう報われない想いに胸をかきむしられるような作品を読む体力があまりありません笑
また読み返したいとは思いますが、それは何年か後にしておきます。
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お話しの面白さ!
2023年11月4日
お話しの面白さとエロさの融合がお見事!!
最初は一体誰の何を読んでいて、どうBLなの???って思うんですけど、、、
それが分かって来るともぉゾクゾクして面白さが止まらない!!
上手い!!!!
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切ない
ネタバレ
2023年8月11日
このレビューはネタバレを含みます▼ でりこ先生、凄いなぁ。読了後、泣けてきた。ままならないとは、こういうことかな。
確かに、犬も喰わない。
大きく分けて2種のお話が入っています。
1-5でナンバリングされている表題作。屈折した愛情を何十年も持ち続けている、山代、奥園の2人に若い空木を取り巻く愛憎劇。追われる男、追う男、追う男を追う男。空木の存在が山代と奥園の追いかけっ子に終わりをもたらした。ほんと、巻き込まれた女性たちはたまったもんじゃないのに、奥園によって新たな道を得て、山代によって生活には困らなく終わらせている。外側の世界と内側の世界。2人の理解者としての空木であり、奥園を救った空木。
もうひとつが、写真、告白、骨の三部作でひとつの話。乙彦と正毅、大悟、親友同士の長年の伝えきれなかった思い。正毅が突き破ればよかったのか、乙彦が素直になればよかったのか。骨を抱く正毅の嗚咽が切ない。
人生、そんなに長くない。いつ、何があるかわからない。思い残すことがないように生きるのは簡単ではない。もの凄く考えさせられる作品でした。
これ、20代や30代の人が読んだら、違う感想を持つんだろうなぁ。50代には身につまされる話でした。切ないけれど、素敵な作品です。
間違いない
2023年8月6日
作者様買いです。
とんでもない執着なのですが、それがまた良くてたまりません。
後半の三作品も好みでした。
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You're just a swindler!
ネタバレ
2023年2月14日
このレビューはネタバレを含みます▼ It's all about games pretending to be love, there are many scenes where I'm thinking about how to take advantage of the other person's gap, and I feel that the one who is deceived will lose ... What will you do if inheritance is involved in this? The one who is loved wins, isn't it? Even if you can't get married, if you have a will in the division of the inheritance, the man of the mistress will also get money.

deriko-sensei's character is good. Especially the eyes that stare at people, I feel the power and killing spirit that other manga artists don't have.
イケオジ教授!萌えの一冊☆☆☆☆
2023年1月12日
ヤバーい!!
私の大好き、イケオジ教授!が2人!?そこに一途なイケメン君が進んで絡んできたーー( ゚ロ゚)!!
ちょっ…!萌え死にさせる気ですか!?もう、ね、最高しかないですよ~!!何ですかね?教授2人の精神的なSMプレイは!イケメン君も頑張った!
確かに、犬も喰わない、わぁ( *´艸)
も~ホントに、お前らみんな大好きだ~~!!!
よきよき
ネタバレ
2022年12月9日
このレビューはネタバレを含みます▼ イケオジ達の拗らせ/執着ぶりが非常によろしい。空木くんがこれまでの女性達のような部外者ではなく、ちゃんと当事者として参加してるのがよろしい。後味の良い闇。
拗らせ愛の行方。
2022年8月10日
かなり拗らせてるなぁ。時が流れても少しも成長も学習もしない、だからいつまでも諦めるって選択肢がないのかな。拗らせすぎた少年達はそのまま年老いたのね。おもしろかったです。
ドラマのような余韻残る
2022年8月9日
凄く好きです。一冊読み終わった後に訪れる切ない余韻が堪らないです。流石、彩景でりこ先生!えつちだけど気持ちの切なさもあり。何度も読み返してます。純愛って何でしょうね。写真から始まる作品が切なくて、好き。思い通りにならない人の心とカラダ。
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泣ける
2022年8月4日
おじさま達の恋愛、すごかったです。
物語に引き込まれました。
私は最後の3人からの視点のお話が好きです。
最後にほろっと泣いてしまいました。
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いい!最高にいい!
2022年3月31日
おじさま達の長年の拗らせすぎの執着愛。もーーーぅ萌えます!!学生時代から何十年も愛しい男を追い続ける執念。もうそれだけで最高なのに、その間にまた若者が参戦しちゃう!もう贅沢過ぎるほどに萌えポイント高いです!ネタバレお読みにならずに是非そのままお読みいただきたい作品です。
簡単ではない人間の感情が愛おしい
2022年1月11日
でりこ先生の気になっていた作品。1/17までセール中即買いしました。あぁぁ。。じりじりしますね。さすがでりこ先生。簡単ではない人間の業の深さが愛おしくじりじり迫ってきます。最高でした。2作品とも読み応え大満足。ハッピーBLも好きだけど、じりっとひりつく作品も読みたいのです。ありがとうございます。
感情が複雑になる
ネタバレ
2021年11月21日
このレビューはネタバレを含みます▼ ずっと気になっていた作品。少し前のSALEにて購入。チョコ〜でかなり衝撃を受け、ビビりながら読み始めました。レビューも読んでいたので、結末もなんとなくね…。
3人を見てて、これは正直、う〜ん。何とも言えない感情が…。
ただこんな身勝手な恋が成り立って、何十年も…。
更に便乗も∑(゚Д゚)
ある意味凄い。いやほんと凄い。私もこんな恋してみたいなって思っちゃったよ(*´∇`*)(おいおい…)
でも、やっぱり美しくはないかと…。美しさに憧れあり、こんな恋にも惹かれてしまう、何とも言えない感情がループ。
まぁそんな美しいとかはいらないんですよね。
恋は自分勝手でいいのかと。だから良かった。
恋とはどういうものなのか
ネタバレ
2021年11月18日
このレビューはネタバレを含みます▼ ★女子大教授・山代×同大教授・奥園×探偵・空木の犬も喰わないトライアングルストーリー。

★空木の探偵事務所の依頼人山代の妻の浮気相手は奥園だった。その事実を伝えたときの山代の表情。彼は何かを隠している…。

★何でもいいんですよね。好きな人が触れたものならば。「分かるな」と思いました。私も鉛筆に口づけくらいするかも。でも、上履きはいらないです笑。そこが、恋とヘンタイの境界線かも?この3人の関係性はとても面白くて、三者三様に身勝手なのに、バランスの良い3人でした。「お手付きが好きなだけ」には笑ってしまいました。単なる性癖だったの!?それは、ナイですね。だったら、一人に執着する必要がないですから。これは、40年近くも1人を想い(追い)続け、想われ(追われ)続けた男たちと、10年前の「大切な時間」を消化できなかった男の一途で切ない話です。40年もの追いかけっこは疲れますよね。しかも、追ってきながら自分を捕まえる気はない相手ですから、追われるためのコマを用意しなければならない…骨が折れます。そのことを高校生で悟った山代。そこにあった気持ちが一体何だったのか…病室での答えがとても良かったです。

★表題作と短編1話収録の212ページ。短編も男3人の話で、「バカだな…」と言ってしまいたいくらい心苦しい余韻が残りました。

★本編に入っている『中年思春期』が、唐突すぎて面白すぎでしょうよ笑。
ニッチでエッチでアダルト
ネタバレ
2021年11月16日
このレビューはネタバレを含みます▼ イイ!!
すごく良かった…(*´꒳`*)。。
性癖のニッチなところをこじ開けられてグリグリされた感じ。

まずカバー絵と次ページの扉絵だけでふぁぁぁあってなった。
エロそのものを描かれるよりエロいんですけど。。
本編もエロそのもの以上にエロい設定です。

2つお話が入っています。
2つとも好きな人には直接触れていません。
2つとも三角関係です。
(表題作はメインCPの方ね)。。

私、フィジカルなエロはそりゃもう大好物です。
が、メンタルなエロの方がより滾ります。
メンタルを痺れるほど満足させた上で、擬似的にフィジカルを体現する。
ああ、面倒くさい!
その面倒臭さくて破滅的な愛がたまらない。
そんな面倒くさい事を何十年も繰り返しているオジさん達は、すっごくスケベです。
直裁なスケベの何倍も助平なんです。。

表題作のオジさん達は好き勝手やってんだからいいんです。
その2人の間にひとりの若者が登場します。
数十年経って今までとは違う関係性が生まれます。
この若者、空木が健気で強かで切ない。
その後の話は番外編で読めます。。

オジさん達は40年経って最初で最後の口づけをします。
そして決別します。
この時の感情を何と名付けたらいいのか…とても難しいです。
けれど、確かに心が何かでいっぱいになってしまいました。。

今まで自分の人生で不惑という言葉について度々考えてきましたが、今作を読んで知命とは、と深く考えさせられました。

麗人さんは大人な良作を多く出してくれていますが、本作は特に一般受けはしない作品だと思います。
恋愛を重ね、ある程度歳を取らないと、この作品の良さは解りにくいかもしれません。
だからこそ出版して下さった竹書房さま、そして何よりこんな素晴らしいBL作品を描いて下さったでりこ先生に、心から感謝を申し上げます。m(_ _)m
限りなく深い愛
ネタバレ
2021年10月13日
このレビューはネタバレを含みます▼ 追われる男、追う男、追う男を追う男。
複雑に見えてシンプルなのかも知れない。
第三者を巻き込み、その人達の身体を通して、肉体ではない精神の様なもので繋がっている2人。そこに空木が間に入る事で、2人の歪んだ関係から、3人の関係に移りかわっていくさまに、やっと過去に区切りをつけ新たな一歩を踏み出す、これも各々が望む歪んだようにも思えるが愛の形なのかも知れないと思えてしまった。
他人を巻き込む事なく当人達が納得して三者三様を演じながら繋がり合えるって究極だと思う。
同時収録の「 写真 」「 骨 」。此方も歪んだ関係という共通点があるものの、あまりの切なさに涙が溢れた。
骨になった乙彦にやっと本音を曝け出す。辛い。辛いなぁ。
お前にはやらんという言葉がせめてもの救いのようでした。
どちらも長い歳月にわたる限りなく深い愛。
2021年9月17日
めちゃくちゃ重くて歪んだ愛だけど
こういうドロドロしたのすごく好きです
久しぶりの性癖ど真ん中でテンション上がりました

作者様の世界観に圧倒しました
みんなこじらせすぎて読んでる側も
どう幸せになるのかが読めなくて終始ドキドキしてました

表題作の他にもう1作品入ってるのですが
その作品が切なくて、切なすぎて胸が痛いです
わたし死別が地雷なのかもしれない…って思ったくらい
どうしようも無い気持ちが苦しかったです
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これが2人の愛の形
2021年9月9日
『追われる男、追う男、追う男を追う男』まさにでした。
40年近くの2人の愛に、事情を知ってもみずから飛び込む男。そこから変わった2人の関係。
ストーリー惹き込まれました。
結末も良かったです。
イケオジの静かに漂う色気を堪能しました。
ところで山代教授はバツいくつなんだろう?
ネタバレ
2021年8月13日
このレビューはネタバレを含みます▼ ※ 表題作とその番外編についてのレビューです。長文です※
まだBLを読み始めたばかりの頃に、読むべきBLとブログで勧められていたのがきっかけで読み、これまでに読んだことのない複雑な人間関係の描写からBLの奥深さに興味を持ち、更にはまってしまった思い出の作品を再読。奥園と山代の特異な関係は、山代に憧れていた奥園が山代の鉛筆を拾ったことで高じていく。山代自身は憧憬の対象で直接肉体的接触をすることが憚られる余り、奥園は山代が触れたモノを代償として手に入れ、手放すことで間接的に山代に触れることを繰り返してきた。一方、山代は、奥園の想いと手口を知り、奥園の関心を惹きつけるために恋愛感情のない相手と関係し、奥園が奪うのを見て奥園の想いが自分に向けられているのを実感することを繰り返してきた。そんな関係を40年ほど続けた2人の関係に、奥園を10年前に好きになり忘れられなかった空木(うつぎ)が入り、山代と奥園の関係にケリがついて、奥園から告白を受けるまでになるのだけど。山代と奥園、どっちかというと、山代は終始2人の関係を主導し、深い関係に入り込まないことによって、奥園にとっては終生忘れられない想い人となることを選び、奥園との拗れた関係こそが自分にとっての恋愛だと受け入れている分、拗れ具合としては重いように思います。山代から見た奥園の描写での賞賛ぶりを見ると、山代が奥園に愛されることで自分の価値を見出してきたようにすら感じます。他方、奥園は山代との関係に区切りがついたら、自分の裏側まで知っている若い空木との関係を深めている分、山代への執着も落ち着いているような。番外編は甘々です。
本当に好きな相手には触ることもできない気持ちは分かるものの、拗れた関係を長きにわたって講じさせるとどうなるのかを描いてくれた、面白い作品だなぁと改めて思いました。でりこ先生の作品だと蟷螂の檻も、人間の仄暗い感情を描いていて好きなのですがまだ連載中でどんな結末を迎えるか分からなくて。完結していて、読んでズシッとくる作品を読みたいときは、この作品がおススメかと。この作品の学生時代の2人が美しいのも、仄暗さを引き立てて好きです。でりこ先生の描くおじさん達も色気があって好きです。
始まらなければ終わらずに済む恋
ネタバレ
2021年7月16日
このレビューはネタバレを含みます▼ 複雑で難儀で、筆舌に尽くし難い人間の恋情を、アンニュイ且つ上品に官能的に表現している作品でした。素晴らしいストーリーだった〜。
キーワードは、「追われる男、追う男、追う男を追う男」です。愛し過ぎているからこそ、本当に欲しいものだからこそ、手に入らなければいい、というその感情は一体何なのか。きっとそれは、始まらなければ終わりもない、終わらせたくないから始めもしない、そういう恋の仕方なんだろうなあ。その代わり、想い人のものを奪う事で愛を表現して、また奪われる方も奪われる事で想い人の愛を確認する。いやまじどんなプレイだよってツッコミたくなるけど、それが2人の恋愛の形なんだろうな。そしてその2人の関係を利用してわざわざ加わろうとする“追う男を追う男”、ここがまさにこの作品のタイトルに直接繋がるポイントですね。
山代さんの最初の恋人、志村さんが言った、恋愛くらいだよ、身勝手になれるのなんて、、、という言葉、この作品を一文で表したらその言葉が1番しっくりくるなあと思いました。胸に刺さりました。
全く終わり方想像出来ない物語でしたが、ああいう風な結末で描いてくださったでりこ先生、素晴らしいです!感無量。人間の心って、複雑で矛盾だらけだからおもしろいし魅力的だと思います。
同時収録短編作『写真』も、『犬も喰わない』という表題作のテーマに沿った物語で、読後はなんとも表現し難い気持ちになりました。切なくて切なくて…。表題作同様良作でした。
BL AWARD 2016異色ランキング6位です。
番外編もあります。
こっちのほうが好きということは
2021年6月16日
チョコストロベリーバニラより好きだと思うのはオジサンが好きということなのだろうか…。
ストーリーも雰囲気の出し方もいいし、オジサンたちの色気がヤバい。
2作目なんて終始エロいよ、喪服の正毅さん。
エロいことしてないのに。
…チョコより好きなのはそこかもしれない。
エロいことしてないのにエロいというのが好きなのかもしれない。
終わり方がとてもよくて、そのときは涙出なかったんだけど、読み終わってお風呂入って湯船で反芻してたら泣けてきた。
あと絵がうまいですよね。
「昏く燃え立つような目で」ってほんとうにそういう表情で、しばらく見てました。
ただ燃え立つような、なら割と描けるかなと思うけど、「昏く」燃え立つような、ってなかなか難しいのでは。
棒タイ男子高校生(回想)
2021年2月18日
でりこ先生は、「蟷螂の檻」を無料版だったか立ち読み増量かで読んで、打ちのめされて、手を引いた作者さんでした。でも、何か引っかかる作者さんでもあって、時々チェックをしていたら、フォローさんの熱いレビューを発見!読むしかない!そうそう、絵はすごい好きなんだよなー、おぉ?何か話がややこしくなってきた、うわ!棒タイ男子高校生!何この2人、いや3人、どうすんの?どうなるの?ふー、まったくこのオジサンたち(と若者一人)は、やっと落ち着くのか?んん?まだこじれるの?笑、もう好きにしてーと、最初から最後まですっかり引き込まれました。ホントに、目で語るという感じで、目線や視線の流れに気持ちが現れてるなと私も思いました。本編後の短編は、心が痛い痛い痛い。伝えたかった相手には何も伝えられないまま、伝わらないまま。でりこ先生、いいなーと思いつつ(フォローさん、おすすめありがとうございます)、蟷螂はやっぱり怯むなー。
人間って複雑
ネタバレ
2021年2月18日
このレビューはネタバレを含みます▼ この作者さんの作品を初めて読んだのがチョコストロベリーバニラでした。
何という人間関係だと思い、でも何処かわかる部分もあったりして、微妙なニュアンスの描ける作家さんとして印象に残ってました。この、犬もくわないが、ベースになって出来たんだなぁと。感じました。
恋愛が2人の関係性じゃなく、三人で動いているのが面白いし、悲しく苦しくある。カップル2人の関係を描くものは沢山あるが、ほんとはそれだけじゃなく、この作者さんが描く様なケースも多いのだと思う。そのニュアンスを抽出して描いてるから、凄い理解できない関係みたいになる部分もあるけど、実際、そんな風に複雑にらからんでるのもまた恋愛模様だとおもった。

凄く好きな作者さんです。
歪みはあれどただひたすら追いかける純愛
ネタバレ
2021年2月6日
このレビューはネタバレを含みます▼ セールにて。私には刺さる大好きな先生で、この作品も本当に好みすぎてしばらく浸っていました。
屈折した愛の表現。
探偵事務所に勤める空木は大学教授の山代から妻の身辺調査を頼まれます。調査中に妻と表れた男、同じく大学教授の奥園。調べると、今回だけではなく、山代が関係した女性全て後から奥園が寝取っていたことが判明。その二人の奇妙な関係の中に空木も入り込んで三者三様の想いが交錯していきます。
他人から見れば不毛でしかない恋でも、熱すぎる情念が静かに潜む姿を過去の回想の奥園の目に感じ、ゾクッとしました。悪態をつきながら2人と関わる空木もまた、くすぶる想いを腹に抱えて生きてきた1人。彼らしく最後まで喰えないカンジがまた良かった。
最後の山代と奥園のシーンで山代が言った一言に、ぎゅうううと胸が締め付けられてしまって、彼らの長い長い恋の事を思って、目頭が熱くなりました。もー拗らせすぎ!!笑
ラストもですが、終始最低限の描写に留めて、読み手がそれぞれの想いを想像しながら読み進める事が出来、どっぷりと余韻に浸れる作風がとても好きでした。

同時収録作品がこれまた・・!それぞれの胸の内を想像してしまうと胸がイタイ。
その苦しい想いに「骨」で追い打ちをかけられました。
あ、途中に入ってる「中年思春期」も大好き!
でりこ先生らしい変態っぷりと高校生の性欲の強さが可愛いすぎました。おっぱいて笑
空木と高校生は若いけど、長年拗らせる大人の恋愛なのでおじさんだらけですのでご注意を 笑
あーもーめんどくさい!(褒め言葉)
2021年2月6日
作者買いです。
この面倒くさい人たちはなんなんですか?笑
拗らせるにもほどがありますね。ほんと何なの?笑
「恋とは身勝手なもの」何度か出てくる言い回しです。
ダーク過ぎない良い加減の作品です。
イチャラブに飽きた方にお勧めします。
どうしようもない気持ち。
2021年1月11日
表題作+「写真」「告白」「骨」。2つともトライアングル×おじさま漂う作品。共に現在ではなく、回想のおかげか、ざらざらした気持ちにはなりません。内容もしっかりしているのに、押し寄せて来る余韻と、胸に詰まる想い。切ないけど、読んで良かったと思える作品です。
すき!
2021年1月4日
なぜもっと早く読まなかったのかと激しく後悔するほど、とても好みの作風でした!
表題作も後半の短編も、長く恋をし過ぎた挙句、過ぎた執着を恋とは違う別のナニかに成長させてしまった拗らせまくったオジサマたちが描かれていて、なんとも滑稽で可哀想で、愛おしかったです。
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切ない…
2020年10月11日
学生ものの作品とは違って、どちらの話も大人の恋で、静かな作品ですね。
でもどちらのお話も随分長年にわたり拗らせて歪んでます。 
特に
"写真"の、乙彦、大悟、正毅の関係が切なすぎる。
切なくて寂しい最期…正毅の最後のセリフがグッときました。
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特殊な二人
2020年7月17日
思いあってるのに本人同士はくっつかない二人。そこに付け込む若い男が一人。
どんな結末になるかと思ったけど、いい落とし所だったと思います!ラストに含みはもたせてますが。
不思議な面白さ。
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一生恋に生きる人生。
2020年7月17日
こんな恋があるなんて…
まどろみの余韻に浸れました。
でりこ先生の
言葉の選び方…本当に大好きです。
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表題作も良いですが
2020年5月12日
表題作もよかったですが、私は断然もう一つのお話が好きでした。
実に切なく、雰囲気のあるお話しでした。
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ボキャブラリーが無いので
2020年3月24日
うまく言えないけど、でりこ先生の世界観、好きです。何とも言えない。こんな恋はしたくないけど、見てる分にはいいなぁ、と思ったり。昔の文芸作品を読んでるようで、ウットリする。素直に好きだ、キライだと言うよりも深いこの物語は、考えながら読まないといけないから、アッサリ読みたい時には辛い。
大好きです
ネタバレ
2020年3月16日
このレビューはネタバレを含みます▼ 何年か前に紙の本で読んだのですが、手軽に読みたいなと思い電子書籍でも購入しました。
歪んだ関係がとても刺さります。最高です。
究極の三角関係
2019年11月19日
相手が自分をどこまで愛しているのか試すように、自分の気持ちを確かめるように、関係を持続させ苛んでいく三人。人生を賭けるゲームをゆっくり楽しんでいるようでした。
後半の話も良い
2019年10月24日
表題は、素直になれないオジサン達に振り回される若者が不憫な話、、、題名通りに、非常に迷惑なオジサン達。でも、この終り方、とても良かったです。
ただ、表題よりも圧倒的に後半に入ってた話が好みでした。死ねネタ注意というべきものなのでしょうが、こちらは、素直になれないオジサン達が、素直になりきれないまま最期を迎えてしまい~って話です。
ラストが、最高に好みでした。
この作家さん、最近初めて読み出したのですが、雰囲気や、人間の描き方、思考回路が、静かな映画を観ている様で、読後の満足感が高いです。
題名通り
2019年8月26日
題名通り犬も喰わないような関係の3人。面白い。女性関係が絡むので地雷の人は注意です。
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最高でした
ネタバレ
2019年8月23日
このレビューはネタバレを含みます▼ こんな感じの話とは。少しというかかなり変わった恋愛の話でした。受けが年上をもてあそぶ感じになって
いいですね。続きがあれば、是非にも読みたいです。
こんな変な年上にはまりませんけど。とても良かったです。
一筋縄では
2019年8月1日
一筋縄ではいかない歳を重ねた男たちの恋。単純に好き好き愛してる、で推し進める話しではないので好みは分かれる一冊かな。また読み返すだろうな。
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これは興味深い
ネタバレ
2019年6月29日
このレビューはネタバレを含みます▼ 歪んだ愛ですが嫌いじゃない。とにかく根底はピュアで純愛ともいえるのかな…ただこれ同類でなければ成り立たない関係だよな。歪んだ性癖といいますかなんといいますかね。まぁ皆オカシイってことかと。
もう一方の短編もいいんだけどこちらはとにかく切ない。決して後味は悪くはないんですが、やり切れなさが残るし再読にはかなりのパワーが必要かも。
そして、この表紙カバーが大好きであります。
歪んでいますが
2019年5月5日
とても面白かったです。表紙に惹かれていたのですがレビューで評価が低い方がいたので、そんなに歪んでいるのか…と、躊躇っていたのですが半額キャンペーンで購入しました。結果、大正解!
絵も好みですしストーリーも良かった。気になっていた時に早く買うべきでした。迷っているなら購入オススメします。
美しい歪み
ネタバレ
2019年5月3日
このレビューはネタバレを含みます▼ 老いを美化し過ぎていない、シワのあるその年代の人として描いてるのになんだか切なくて美しくて、不思議な作品でした。何度も読み返そうという作品ではないのかもしれないし、好き嫌いはあると思うけど、読んで良かった。そんな作品。読み切りの骨の話が好きでした。特に、本人はそんなこと、と気にしないのに、たった一度、夢の中の彼にキスすら出来ない、まっすぐな想いに胸打たれました。その人の心情を深く考えたい人にはオススメ。
歪みっぷりが凄い(-_-;)
2019年5月3日
表題作が明るい歪みで、もう一話が不毛な歪みでしょうか。。。。書き下ろしの「骨」で泣けました。
いやー、面白かったです!!
2019年4月4日
表題作も短編も両方とも凄く良かったです。読み応えが凄かったです。特に表題作、歪んだ男たちの三角関係でハピエンでもないって、普段なら余り好きではない感じですが、これは何だろう、歪みっぷりに一点の曇りもなくて、逆に清々しいくらいで、三人の誰にも共感出来ないのに凄く好きでした。それと、知的と言うか、古いと言うか、話し方に萌えました。短編の方も短いのですが、痛い切なさが詰まっていて凄く良かったです。
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友人に勧められて
2019年3月24日
この作者様の作品を始めて読みましたが、私はハマりました。表題作も後半のお話も、確かに犬も喰わないお話です。
他の作品も読んでみようと思います。
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スリムなおじさまがお好きなら。
2019年2月1日
まず 最初に エロくはないです。それよりも 心理ゲームのような作品です。男3人の心理戦ですね。あ、それと 1カップル(まだ カップルじゃないのかも?)の話がインターバルみたいに入ってるんですが(同じ探偵事務所)そっちの話しは 二人の心理戦で、所長が 心理戦で負けたって感じですかね、でも なんだか クスって笑えました。微笑ましかったです。そっちのほうは ちょっとだけエロかったかな。BL作品は カラダよろココロだって読者の方におススメです!
大人の歪さ
2019年1月9日
まさしく初老BLなのに美しく感じるのは絵のお陰なのか…?
歪な三角関係が2パターン、表題作も良いけれど私は後に入っている短編の方が萌えました。切ないです。
骨壷の威力
2018年8月4日
3人のお話が、2篇収録されてます。表題作は、確かにかなり歪んでいるけれど、変態って自覚しあって面白がっているので、あまり重くはなかったです。ただ、巻き込まれた方達、ご愁傷様でした、と。
個人的には、もう1篇の方がね。。。身内が死んで、信じられないような受け入れ難いような気持ちになった時に見る骨壷の威力といったら、凄まじいんです。あのやり切れなさを思い出してしまいました。
重い…
ネタバレ
2018年3月12日
このレビューはネタバレを含みます▼ 矢印が色んな方向を向きすぎて誰も報われてないんじゃないの……?
でりこ先生の暗いお話は中毒性がつよい
こじれた関係
2017年10月29日
短編のような話が連続して繋がっていきます。三人のこじれた関係、たまらなく最高です。
おじさん好きな方、メリバ好きな方、オススメしたいです
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表題作+1作品
2017年8月30日
「犬も喰わない」
探偵社に勤める空木が10年前に恋した男は依頼者山代の妻の浮気相手奥園だった。奥園が本当に愛するのは山代。それを知った空木は…。単純に大人の三角関係とは言えないお話でした。空木によってまたこれから関係が変わっていくのか?歪んだ感じがまた魅力的で良かったです。

「写真」「告白」「骨」
同級生三人が一人の死をきっかけに明かされる、切ない三角関係のお話。最後の最後まで素直になれなかった二人が最後に…。かなりしんみりしました。
とても奇妙で面白い
2017年8月15日
彩景さんの三角関係は歪んでるけど上手く絡まってバランスのとれるギリギリな三角形な印象があって排他的にもとれる雰囲気が此の作品にも垣間見えてその先の終わりがどうなるのか気になる。
著しく個人の嗜好に左右される。
2017年4月1日
この作品が好きか嫌いかは勿論、延いては表題作の結末さえ。
犬も喰わぬような理解するには過ぎたものは純文学の趣のようでいて、唯々、拗らせた所以でしかないのだろう、と。
空木の花言葉のようなものが至る所に漂っているので、the!BとLを御所望の方には些か肩透かしという印象が強いのではないか、と思います。
が、二次元だからこそ許されるような限り無く黒に近い(ロマンス含む)グレーなどを嗜好する方々には是非ともお薦めしたいです。
いい大人の駄目ないろこい、それが強烈で、いや、もう、個人的にグッときてグッときてグッときまして、下品な笑いが止まりません。堪りません。ごめんなさい。
凄いです!
2017年2月24日
こんなお話しBLでは初めて読みました!ミステリー的で実は深い理由があった事が判ります。甘々のお話しに飽きた方には是非読んで頂きたい作品です!…しかし、彩景でりこ先生、凄いです!
ちょっと切ない大人の関係
2016年8月28日
大きく二つのお話。三角関係というか三人の直線矢印関係というか。この作者さん、こういうお話多いですね。これは一番シリアス。
一つ目のお話は一応ハッピーエンドで読後感は悪くない。長い片想いが実って良かった、落ち着いて良かった、じゃあもう一人は?まとまったふたりが面倒みていくんでしょう、良かった良かった。
二つ目、切ない。一つ目からおじ様が多く登場しますがゲイの人には恋愛にならない関係も多くあるんだろうなと妙にリアルで切ない。でも読んで良かった。この作者さんエロ寄りのお話も多いようですが好きです。もっとシリアスまた読みたい。
切ないの一言
2016年8月7日
後半のおじ様たちの恋愛があまりにも切なすぎ…グッときました。切ない・おじ様・メリバが好きであればぜひ。
すごい深い
2016年6月12日
二つの話がありますが、どちらもとても切ないです。あぁ人の心って複雑です。すっきりとしたラストはないのだけど、甘いけどほろ苦い?みたいな切ない余韻がとてもステキでした。皆さんおっしゃるとおり、おじさんの恋の話ではありますが、おじさん同士の絡みはないため大丈夫なんじゃないかなぁ~?
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秀逸。大人の拗れた純愛が切ない!
2016年6月5日
210ページ、表題作+老いた友人の話、計2作品収録。
万人受けしませんが、同時収録のお話含め秀逸な作品です。
チョコ苺バニラ以来、大好きな作者さん。
さすが、、一癖もふた癖もある拗れた愛情の奥深さに痺れます。
2作品とも年寄りらしい狡猾さが良い味。
もぅ!とっととちゃんとくっつきなよ!と焦れったい。。ハズなのにそれが悪くない読み心地だから不思議。
そういや、2つとも(さらにチョコも)三角関係ですね。

表題作もとても良かったですが、後半収録の親友3人の話がたまらなく切なかった!
主人公の鈍さに泣きそう。
描き下ろしの骨に想いの深さを知って、本当に哀しくなりました。。

ストーリー重視、癖ある大人の恋慕が好きな方にはオススメ。
ラブラブ、普通のハピエンを期待する方には向かないです。

ラブストーリー漫画じゃ定石の見目良い若者ではなく、棺桶に片足突っ込んでる&既に入ってる世代がメインキャラの恋物語。。
小説ならまだしも、見目が重要な女性読者がターゲットのBL漫画で魅せる、その作者さんの力量に脱帽です。。!
読んでてせつなくなりましたが
2016年6月1日
レトロな雰囲気と言葉に出来ない愛情表現何度も読み返したくなる作品だと思います。確かに、好き嫌いははっきり分かれると思いますが私は好きな作品です。
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歪んだ純愛
2016年5月15日
二人の男と彼らの間に入り込む若い男の長くて複雑な関係の話。話が過去だったり、なんだりと入り組んでいるのでわかりにくいところもあるし、好みがわかれるから誰にでもおすすめ…とはいかないけど、私は好きです。
年の功
2016年4月22日
年の功ではないでしょうけど、『こじらせた』と簡単に言ってしまう関係でもない。
相手を想いじっとりとねっとりと攻めてくるおじ様。踏み込んでしまった若者。
読み終わった感想。ただゾクゾクした。ここまで想い想われになれるのなら本望だ。
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よいぞー
2016年4月9日
でりこ先生は3人の関係を描いても1人も不幸じゃない感じだから見ててめっちゃいい〜〜おじさん出てくるけど受けじゃないから大丈夫だったd(^_^o)
近代文学的
ネタバレ
2016年3月8日
このレビューはネタバレを含みます▼ 表題作の中にスピンオフや過去編も入っています。2人の男の学生時代から現在にかけての長く歪んだ情愛に、若い男が10年越しの歪んだ情愛で割り込んでいくお話。こんなに説明しても、ネタバレじゃないというくらいの複雑な心理展開です。
後半に3別の話が3話収録されています。しみったれたボロアパートで、歳とった同性愛のオジサンが寂しく孤独死した。だけど…。というところから物語が始まるのですが、古いアパートや、表題作から続く近代文学的なセリフの言い回しが、とてもレトロでいい雰囲気です。
泣けます。なんで泣けるかって、ラストの複雑で想像の余地たっぷりな心理面に安らぎと共感があるからだと思います。だから余計に切なくなるかな。
枯れ専も三角関係もセリフが長いのもでりこさんも好きなので、星5です。ただ好みは分かれるので、星の数は参考にしないでください。
上品で下劣、気障で純愛の変態、イイです
ネタバレ
2024年4月14日
このレビューはネタバレを含みます▼ 屈折した純愛のような、ロマンチックな男たち。
捕まえたら終わる。
少し理屈っぽさを感じた点もありましたが、とても面白かったです
ほー
2023年8月2日
なるほど。犬も喰わないの意味を、自分は正しく理解でしてるかなーと検索してしまいました。ぴったりの、お言葉です
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大人の拗らせ愛
ネタバレ
2022年8月31日
このレビューはネタバレを含みます▼ 好きすぎて直接本人に手を出せなくて、好きな人の相手を寝取る男と、寝取られて自分に向いた愛を確認する男の、拗らせ愛。これはホント犬も喰わないってやつだー。周りを巻き込んでしょーもない2人…。40年もそんな事やっていた2人の間に、若い空木が入ってきて、追う男を追うんだけど…。奥山さんが、どこで空木を好きになったのか…。40年も好きで追いかけてた男との関係を終わりにできたのか…。空木が自分のことを10年も経っても執着してくれたから?山代さん1人になっちゃって可哀想に感じてしまった。生涯、お互い特別な相手なんだろうな〜。最後に初めてキスをしたのが印象的。
もう一つのお話「写真」「骨」も凄く良かった!お互いの思いが、やるせなくて、せつなくて、たまらなかった。なんとも言えない気持ちになって、読後しばらく反芻してしまった。
複雑な想い
2022年8月18日
歪んだ想い。体だけの関係。正しくないと頭では分かっていても、やめられない。この独特の世界観が大好きです。
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作者さま買い
ネタバレ
2022年8月15日
このレビューはネタバレを含みます▼ デリコ先生は大好きだけど、おじさま好きではないので読むのが遅くなりましたが、良かったです!長い年月秘めた恋って素敵だな……
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雰囲気のある作品
2021年1月9日
先生の作品は重いものが多いですが、中間くらいの重さ。
2人の男の何年ものこじれた関係の中に主人公が入ってきて物語が進んでいきます。
3人の思惑が交差していく様が圧巻。
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大人のお話
2020年8月9日
表題作は良かったです。もう一編の方は二回読んでも話が分かり難すぎて、理解するのを諦めました。
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歪んだ恋
2020年3月11日
いくつかのお話が収録されています。それぞれの恋心がそれぞれの人物側から描かれていてなんとも歪んだ恋心が描かれて切ないお話が多いです。なんとも後を引く感じです。
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😊
2020年3月9日
表題作は好きでした。その他には短編2つありました。1つは表題作の主人公の探偵の先輩と見習いカプの話でした。
その他には年老いた幼馴染3人の死をテーマにした暗い雰囲気の三角関係でした。
表題作は題名通り犬も食わないような関係で、奥園先生と主人公の終わり方は微妙ではあるけど山代先生と主人公の関係がすきです。
最後のシーンが好きでもし続きがでるなら読んでみたいです。
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オジサマ達の歪な恋
2019年12月17日
表題作5話と、後半に別のお話が3話。表題作は高校時代からの先輩後輩である山代と奥園の歪な関係に、奥園に長年片想いしていた探偵の空木が巻き込まれて行くお話。山代のものを奪って自分のものにして満足している奥園と、それを知りつつ許容し愛情を感じている山代の関係が気持ち悪くも惹き込まれる。後半やっとくっつくかと思ったら、そこからもう一捻りあった。だけど奥園が空木を好きだと言い出した辺りが理解できなかったのでマイナス。 後半は学生時代からの昔馴染み3人組のまたしても歪な関係。乙彦の本心に涙。最後の遺骨を持つシーンでウルッと来てしまった。ネットリとした大人のお話。私はこっちのお話の方が好きだった。エロもしっかりあって、お話重視の人にオススメです。
おじさま好きにはたまらない…
2019年8月26日
でりこ先生は、アホエロと退廃的エロの二つのベクトルがありますが、この作品は完全に後者。そして3人もの!
直接3人ですることはないのですが、タイプの違う美しい大学教授の2人のおじ様に、斜に構えた若い探偵さんが絡んで、すごーく耽美です(*´Д`*)
でりこ先生の美しい絵柄と相まって、行為そのものの描写があまり多くないのに、セクシーな雰囲気が溢れてうっとりします。
ガテン系やくたびれた系ではない、おじ様系が好きな方には、超おすすめです!
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好きなタイプの作品
2019年7月3日
作者さん買い。淡々と進むけどそうなるんだーと少しびっくりした。皆歪んでるけど空木君好き。読み切りのも切なくてよかった。
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切ない
ネタバレ
2019年5月23日
このレビューはネタバレを含みます▼ 犬も食わないは、そーなんだねってどっちつかずの終わり方でした。
もう1つのお話は、初めては意味がわかんなかったけど、2回読んでやっと理解した。
妻の義理兄が死んでって感じ、勘違いで義理兄がアパートにやって来たとおもってよんで全く意味不明だったけど、勘違いでした。なんとも「死」が前提にあるので切ないおはなしでした。
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普通の人が少ない
2018年8月31日
オムニバス形式で、それぞれの恋愛が描かれていますが、普通の恋愛感覚の人がほとんどいなくて衝撃の連続です。ピュアピュアな恋愛や純粋な三角関係とは違い、ストーカーや執着愛が含まれますので、苦手な方はご注意ください。後半の短編は、すでに受けが亡くなっているところから始まります
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歪んでる…
2018年3月8日
歪んでます。屈折してます。ドロドロです。でもそれぞれに純愛なんですよね。そこがでり子先生のすごいところだと思います。絵も、今風の綺麗なのじゃなくて、陰がある感じの、モノクロ映画のような作風なのに、かえっていんびなんですよね。言うなればBL界の日活ロマンポ○ノですかね(見たことないけどw)。ハマる人には堪らないんじゃないでしょうか。
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表紙買い
2018年2月28日
表紙とかタイトルのセンスが良いなーと思って購入。絵はあんまり好みじゃないし時々体のバランスいまいちだなと思うけど、それを補って引き込むストーリー展開。基本的に絵が好きじゃない作家の作品は間違って一本買っても余程絵柄が変わらない限り買おうとは思わない性格ですが、この作家さんは他にも買うことに。雰囲気が好きです。
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歪んだ三角関係
2017年11月17日
長年に渡って恋をこじらせたおじ様達が出てくるので切なくてしんみり。テーマはちょっと重いけれど面白かったです。
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好みは分かれる
2017年10月16日
はまればとことんはまります。奇妙な三角関係でみんな歪んでいるのがまたおもしろいです。
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屈折してます
2017年10月3日
でりこ先生の作品って、こじらせ恋愛が上手いですねー
2作品共に、好きな人との屈折恋愛がテーマで、おじさんがメインですが、本来おじさん物は好みじゃ無いのですが、若い時からの延長だったのと、ストーリー的に嫌悪感無く見れました。
2作品目の終わり方が切なかったな…
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これは、
2017年9月29日
チョコレートストロベリーバニラが好きな方にはオススメかなー٩(๑❛ᴗ❛๑)۶
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おもしろかった
2017年9月25日
歪んだ愛情表現には だいぶ引きましたが、これまでに見たことがない話だったので、興味深かったです。
ラストはきっとモヤモヤが残る感じだろうと思ってたので意外でした。
深い
ネタバレ
2017年9月17日
このレビューはネタバレを含みます▼ BLというより小説を読んでいるような感覚になりました! エロは一コマで見せるような事実描写のみ。 それでも十分楽しめました! 誰もがわかるハピエン、王道ストーリーではないので注意が必要です。
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そうきたか💡
2017年4月25日
試し読みを読んで迷いましたが購入しました!どんな話になるんだろう?と思いましたが、そうきたか‼と。本当に歪んだ恋で、犬も喰いませんが(笑)、でりこ先生なら「あり」ですね😄
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複雑な関係
2017年4月8日
でりこさんの別作品チョコストロベリーバニラか好きな方はこの作品も、でりこさんのこういう話を待っていたという気持ちになるはず
チョコ~の時も今回も、こういうお話しをどうして思い浮かぶんだろう凄いなと思いながらも、倫理的ではない関係性を理解できない好きな作品とはいえかない…読み返す…わからん…読み返す…読み返すハマるという(゜▽゜*)
チョコ~を読んだことない方!
ありきたりなBLに満足してる?一味違うBL試したくない?
そのうち、こんな関係の男たちが本当に存在していたら…と考えるだけで興奮してきますよ~
スッキリはしない
2017年4月1日
読んだ後のスッキリ感はないけど、モヤモヤっていう感じでもない。イヤな感じではない。
おじさま達の拗れっぷりが切なかった。
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おもしろかった
2017年3月31日
あらすじ読んだときはどう決着が着くのかと思ったけど、ちゃんと完結できててすごい!もう一つの話しはちょっと暗い。
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深いお話です
2017年1月26日
人間同士の愛のお話しですね。現実離れしたような設定なようでとてもリアル感があり、逆に現実味があるというか。
BLとして読もうと思われてる方には向かないかもしれません。
落ち着いた愛
ネタバレ
2017年1月10日
このレビューはネタバレを含みます▼ 2作品はどちらも大人の恋の話で、長年秘められた恋愛がグレーに包まれ落ち着いた作品だなと思いました。同時収録のお話も同じようなイメージで、知的な駆け引きに感情移入までは2、3回読み返しちょっと難しいなと感じました。
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小説のよう
2016年6月10日
小説のような文学のような感じの作品。一般的なBLとはちょっと違うストーリー展開です。タイトルも、読むとなるほどと納得。甘々がなくても大丈夫な人、王道の甘々に飽きた人向けです。★5に近い4です。
総212ページ。
おじさん
2016年4月15日
前半の話には
若い子が一人、おじさんの
間に絡んできますが

基本全部オヤジもの。

さすがオヤジ達、
長年拗らせただけあって
簡単には語れない複雑な
おじさん達の愛のストーリ。

BLの、萌えやキュンが好きですが

ファンタジーの世界ではない
ものを少し考えてしまった。

最初の話の愛は凄く奥深い。

後半の話も、お互いがね、秘めた恋情がね。

なんとも切なかった。

オヤジばっかりですが
ちょっと暗く切ないけど…
好きでした。
枯れ専向け
ネタバレ
2016年3月6日
このレビューはネタバレを含みます▼ 最初はおじいちゃん…!?と戸惑いましたがそれぞれのカップルの結末に切なくなりました。
若者ばかりのBLが多い中、内に秘めて墓まで持って行く想いや年老いる二人の話があってもいいですね。
この作者さんはエロエロでときめくような話が売りと思っていましたが今作は以前よりストーリーがしっかりしているのに加え、絵も上達してると感じました。
拗らせた熟練
2016年2月21日
ただのオヤジモノっていうんじゃない感じ。今まで読んだBLキャラがこういう高齢者になるかも...と思ってしまった。若い子がイロを添えますがちょっと落ち込むな〜。
せつない
2016年2月21日
読んでてつらくなったので星4つです…。おじさん好きには良いと思います。
男三人の関係性に頭を抱える
ネタバレ
2022年9月20日
このレビューはネタバレを含みます▼ ●表題作5話と、『写真〜告白〜骨』の一連のお話。どちらも三人の男が交錯する。肉体的な3Pはありません。三角関係とも違う。この関係性を、どのように咀嚼してどのように表現したらいいのか…正直なところ、私には難しかったです。共感しづらいというか…
●表題作。追う奥園と追われる山代。経歴を追い、持ち物をくすね、女を奪い、ついには妻まで。追い追わせることで、互いの自分に対する執着を確認するという、尋常ではない関係。学生時代の山代が、奥園に奪わせるためだけに友人と関係を持ったのはゾクッとした…
●「奥園に奪われるもの」になるために山代に近付く空木もどうかしてる。それによって山代と奥園の関係は動くわけですが…。山代と奥園が、どこを気持ちの落とし所にしたのか、どうしてそういう結末になったのか、私には分からないんですよ…残念ながら。難しかった。
●表紙は空木と山代なんですね…奥園目線なのかなぁ?2話に突然スピンオフが入ってる構成も不思議でした。
●『写真〜骨』こちらの三人もまた…。乙彦は大悟を密かに好きだったが、大悟は自分の妹と結婚した。正毅は乙彦を好きで、「大悟に抱かれていると思え」と言いながら乙彦を抱く。大悟はとにかく実直で鈍く、乙彦に関しては“大切な親友で家族”以外の何者でもない。そのくせ正毅の乙彦への気持ちを言い当てたりする。
●乙彦は正毅の自分に対する気持ちに気付いてた。乙彦の気持ちも、正毅に移っていたのではないのか。なんて不毛で面倒くさい二人…。骨になってようやく、正毅は乙彦を手に入れた。それでよかったのか…?
●分かりやすいBLをお求めのかたには向きません。全編通して、それぞれのオジサマたちの心情に寄り添えるか、否か。
屈折してる
ネタバレ
2019年1月14日
このレビューはネタバレを含みます▼ 空木、奥園、山代の三角関係は歪んでいて理解に苦しみました。好きがどう転んでそうなるのか…変態もいいところだなと。笑
最後までえー何それ!とつっこんでしまうような言動ばかりで少し苦手でした。
絵柄や雰囲気は作品にあっていて良かったです。仄暗い感じです。

再読したので少し追記。
空木→奥園→山代の矢印はずっと変わらないですが、空木は奥園に寝取られるために山代に近づき、それを分かった上で奥園は空木を寝とる、という拗らせた関係です。
山代もそれをわかっていて奥園からの愛を感じているのもすごいなぁと思います。
メリバ作品等色々読んでもなかなかこれは咀嚼しにくい作品でした。
どうなんだろう
2017年6月14日
おじ萌えのある人にはいいのかな。私はあまりないのでね。表題作は良かったけど、もうひとつ倒錯的なパンチが欲しかったような。「告白」のほうは、回想の雰囲気はよかったけど人の区別と会話がわかりにくくてエピソードも足りないかんじ。でも絵は好きですね。
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タイトル通り
2017年1月17日
ほんっと犬も喰わない話だな!と言いたくなる、勝手にやってろ感がこの話の旨みだと思った。どうぞお幸せに。
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