このレビューはネタバレを含みます▼
キッカケは作者買いでした。
恋文が郁郎に当たる理由は苦しくて胸がつまる…でも正直、郁郎に罪はまったく無くて理不尽。
それでも郁郎は父親の恋文への行為を謝ったり、お小言も自分のためになっていたと考えたり、恋文を守りたいと思ったりと、素直で良い子。
お互い、恋という気持ちが確立してきた頃の、進学か就職かの当たりは切なくてこちらも胸がつまる…
空港でさよならした時は恋文と一緒になって号泣しました。
草太が今も生きていたら、恋文は一生苦しむし、郁郎もどうなっていたか分からない、ましてや2人がくっつく事も無かった。
クズな草太の良い仕事は、虐/待から恋文を守った事と、郁郎を遺して死/んだ事です。(言い方ひどいけど、恋文にさせた行為は本当にむごい。恋文が草太をどう想ってるか分かるからこそ余計につらい。悪気のないクズだからこそ、たちが悪い。読んでるこっちもつらくて泣いた)
これでチャラだね。と言えた恋文にホッとしました。
郁郎とのこれからがチャラ以上になりますように。お幸せに。