このレビューはネタバレを含みます▼
冬島蛍は就職した会社で高校時代の憧れの東馬先輩の下に配属されます｡2年先輩の東馬と話したのは一度だけ､いい名前だなと言われたのですが､蛍が名乗っても先輩は｢初めまして｣と言うだけで蛍はがっかりするのでした｡高校の時も会社でも人気者の先輩は､やたらと蛍を昼食に誘ってきます｡さらに飲みに行って酔っ払った蛍は先輩の家に泊めてもらったりしてしまいます｡そんな中､先輩の異動が決まり､蛍は寂しさを誤魔化そうと先輩のことなんて嫌いですと言ってしまうのでした｡優しくてHの時だけちょっと意地悪な先輩×純情可憐な蛍の王道ラブストーリーは､給食委託業を展開する会社のお仕事BLでもあり､続く『酔わなきゃ言えません』では､東馬先輩の後釜となった南本マネージャーと現場で働く北川くんとのお話です｡蛍のことを可愛く思っていた南本さんは､二人で飲もうと蛍を誘ったのに､東馬と北川が同席してきた上に､東馬と蛍は先に抜けてしまいます｡その後かなり酔っ払った南本さんは､北川くんと恋人として付き合うと約束してしまったらしいのでした｡真面目で不器用な南本さんは実は蛍に負けないピュアッピュアで、このギャップに北川くんはどんどん大型ワンコ化してゆきます｡どちらも大人可愛くほんわか温かいお話です｡
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