このレビューはネタバレを含みます▼
途中まで夢中になって読みましたが最終的には「これで終わり?」といった感じ。結局ゆりの両親は何があってそうなったのかもう少し詳細が知りたかった。そして何故ゆりは(両親と同じ運命では無かったが)その様な恐ろしい目に遭わされてしまっていたの?とか、ゆりと遼一がいきなり仲良しになってる所も解せない。「自分のものにしたい」的な歪んだ感情を抱いてたんじゃなかったっけ?それなのにいきなりゆりの家であんなほのぼのしちゃうの?など「?」が多い印象。読者に想像の余地を与える作品もあるけれどこれは若干やり過ぎ…いや、書かな過ぎなのでは…。伏線はスッキリ回収していただきたいタチなのと読後のモヤモヤ感は好きでは無いので…星3つでした。でもとりあえず、三希はゆりに統合されて三希はゆりの穏やかさ、ゆりは三希の強さを身につけて魅力的な人間になって遼一に深く愛されていくんだろうと解釈する事にします。しかし…あーなんかもったいない!良い作品なのにもうちょっとどうにかならなかったかなぁ〜!本当に残念!!