だったら俺に惚れてしまえ【合冊版・特典付】
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だったら俺に惚れてしまえ【合冊版・特典付】

おやぬ

おやぬ先生あなたならもっと描ける!

ネタバレ
2022年9月6日
このレビューはネタバレを含みます▼ 完結おつかれさまです。今年の自分的マンガ大賞候補に入るほど物語への求心力がピカイチで最高でした。TL界隈だけには勿体ない才能を感じます。おやぬ先生、NL +ちょいエロの商業期待してます。(長編希望)
[ここが最高なところ]
・流氏と亜似氏の細かな表情、人物全体の画力、筋肉、骨格の描写が素敵。
・共依存状態で安定しているカップルを見れるのはわりと珍しい。
・とにかくエロいシーンが最高。濃厚さもありクリームたっぷりのシュークリームの満足感。
[ここがもっと欲しかったところ]
・メインの2人以外のキャラクターの描写のページ
→TL誌連載だと間伸びと言われてしまうのかもしれませんが、磯良とシリーンの話は必要だったかなと思う。後半はもっと盛り上がれたポイントなので駆け足感を感じた。
・流の性格形成にいたる過去がもっと欲しい
→父の愛情がもっと欲しいだけではエピソードの弱さを感じた。亜似に対して母性も期待してるところから母がいなくて寂しかったエピソードがあったらなおよかったかも、遊園地に行ってよその幸せそうな子供と両親を見てコンプレックス爆発するとかなんとか。恐らく大人の都合でのカット箇所かと思われますが(涙)
・亜似がいきなりスパハニ化する
麗やキャスリンもかなり魅力的なキャラクターなので、この2人を活かして亜似のスパハニ化を描写してもよかったかも。特にキャスリンからは男の可愛がり方(笑)とか教えてもらえそう。
・背景の描写が足りない、少ない
背景アシがいるかの問題かと思うので、これ以上は言いません。
[最後に]
おやぬ先生のキャラへの愛がすごい作品だったと思います。またどこかのタイミングで続編期待しております。おやぬ先生の作品も今後追っかけますね!
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