腐男子召喚~異世界で神獣にハメられました~
」のレビュー

腐男子召喚~異世界で神獣にハメられました~

藤咲もえ

5巻をっ!5巻を読んでくれっ!!(切実)

ネタバレ
2022年9月10日
このレビューはネタバレを含みます▼ 【2022/9/9】1巻~4巻までは「圧倒的TUEEEキャラの神獣・凪×地味目腐男子・琴音」と彼らを取り巻く仲間の話で、困難があっても主人公の琴音ではなく凪が驚異的な力業で解決してしまうという印象を感じていたのですが、5巻でスポットが当てられる玄武の皓と御子のハルの間に立ちはだかる壁を越えるために初めて琴音の力が発揮されたように感じました。
18時間というハルの余命に対して奪われた彼の魂(依り代)を敵キャラの萌桃(男の娘)から取り戻し、魂移しの塔と呼ばれる離れた場所まで持っていって体に戻さなければならないという状況で萌桃は「凪と呉(白虎)が介入すれば戦争するぞ☆」と神獣二人を脅しているからどうしたもんかと頭を悩ませていたところ、琴音がヲタクならではの妙案を発揮。コスプレして皓になりすまし息子の由亜との連携プレーで依り代を奪い返して「空気読め、当て馬」と言い放つシーンは最高に「ざまあ!」と胸がスカッとしました(初対面で「パッとしない」って言われてたから余計にね)。
一方本物の皓と呉の御子の景虎は魂移しの塔へ一足先に向かっていたものの、操り人形でしかなかったハルが後ろから付いてきて・・・・・・という場面で次巻へ続くとなっていますからそりゃあもう期待大ですよ!
あとがきで藤咲先生が話が重くなると唸っていらっしゃいましたが個人的にはこれまでのカップルの中で一番好きなエピソードです!!凪×琴音の普段のほのぼのもいいですが、最初深く落としてハッピーエンドに持っていくストーリーはめちゃくちゃ推せます!!1巻から読んでるから幸せになって欲しいと人一倍思っていましたが、5巻だけ読んでも十分に楽しめるのでお時間がない方はせめて5巻だけでも読んで下さい!絶対ハマりますから!!
蛇足ですが呉×景虎さんについてあまり書かなかったのは私にヤクザ受け属性がないというか・・・・・・ヤクザ×ヤクザならいいんですけど、「呉と景虎さん並べたら景虎さん攻めじゃないの?」という違和感がいまだにあるからです。ちょっと1回景虎さん攻め呉受けで描いてもらっていいですか先生(強欲)。
いいねしたユーザ5人
レビューをシェアしよう!