午前2時まで君のもの
」のレビュー

午前2時まで君のもの

奥田枠

切ない。これは映画化だ。

2022年9月10日
よく題材に上がる記憶障害ものだけど、話が「これは映画化するのか?」ってくらい切なさと葛藤と愛が入り交じって、壮大な物語になっていた。

記憶障害×結婚って普通は記憶を失う前からの付き合いとかなのに、記憶を失った後に出会い結婚するって、話繋げるの難しいだろーって思うのにリアルでかつシリアスに繋げてて、こんな書き方もあるんだなって純粋に凄いと思いました。

受けと攻めの長年の思いがお互いを救いつつも傷つけていて、この2人の運命がこれほどまでに過酷だからこそ、愛がより深く色濃く刻まれていく、性別とか境遇とかを乗り越えた深い愛を感じました。

読み終わったあと、時が経てば経つほどに心にくる作品でした。

えちしーんも切なくも幸せでたまらない。
ハピエンです。
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