このレビューはネタバレを含みます▼
クラス一の変わり者•勅使河原はいつも誰かをじっと見つめています｡それは男子だったり女子だったり古典のじいちゃん先生だったりします｡人気者の向井はそんな勅使河原に興味を覚えます｡成績優秀眉目秀麗バスケ部エースの向井を見つめてくることはなかったからです｡色々と勅使河原の話を聞くうちに､勅使河原家の度を過ぎて封建的な環境による行き場の無い性欲の歪みがわかってきます｡肉付きが良ければ男女問わずに興奮してしまうと語った勅使河原は､向井に現実のセッ◯スを教えて欲しいと頼んでくるのでした｡色々とズレている勅使河原の何があってもブレないところが面白く､そんな勅使河原に向井は夢中になってゆきはす｡ピュアが故に変態方向一直線に突っ走ってしまうDKが次第に恋に気づき落ちてゆく物語｡読んでいるうちに勅使河原のセリフがガリレオの湯川先生の声で脳内再生されるようになってしまいました｡
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