このレビューはネタバレを含みます▼
と、作家さんのあとがきにありました。上記のようなイメージで描かれた作品、なんだそうです。うん、確かに(^^
いつでも作家さんのお話の中には植物や生物などが写実的に描かれていて、独特な美しい世界を醸し出しているのですが、今回は「鉱物」も含まれているようです(^^まるで自然礼讃・・・ですね✨自然の神秘を作品の中に混ぜつつ、ふんわりとBなL・・・プラトニックな内容ですけれど、そこが良いんですよね。毎ページが芸術的で、繊細な描写や綴られる文章にうっとり・・・ファンタジーの世界にトリップできます😊
表題の中で2CPのお話しがあります。星の製造研究所(ちょっと夢がありますよね(^^)で働くカナタと、研究対象物から生まれた人型の生物:アルレシヤ。亡き恋人の幻影に想いを馳せながらも、アルによって前向きに進めるようになるというお話しと、そのカナタに仄かに恋していた同僚:キケと、そのキケに憧れて入所してきたレオシュとのほんのりなラブ。
他にもう1作品入っていて、透から生える葉を食べて生きる「はるか」と、そのはるかの呼気を吸う事によってのみ生かされている透とのプラトニックなラブ。お互いに物理的に唯一無二な存在であり、好意もあるのですが、透ははるかの将来を想って何とかこの関係にピリオドを打とうとします・・・が・・・
どれもふんわりとしたBLなのですが、この何とも言えない雰囲気がまたじんわり沁みて、暫くせかせかした現実を忘れさせてくれるのです(^^詩的な文も、間合いもステキで緻密に描かれた自然や背景や小物や人物や・・・・もう全てが美しい✨
大好きな作家さんです😄💕