青に、ふれる。
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青に、ふれる。

鈴木望

親との関係が気になる

2022年9月12日
主人公と親の関係性が気になります。親がアザのことを気にするなとか、あなたにはやっぱり青が似合うとかなんかグイグイ押し付けてるなぁと感じました。別にアザがあることが悪いことではないのに、逆にそうすることで罪悪感や人と違うという事を際立たせているきがして可哀想でした。これから親の心情もおそらく明らかになっていくのだとは思いますが。もっと早い段階で親が、レーザー治療やメイクなどの選択肢も、与えてあげたら良かっただけの話なのかなと思います。例えばでづが、生まれつきの脚の障害に対してあなたはそのままで良いのよと自己肯定感を良かれと思って高めてあげようとすればするほど、“それだけ“では、「そのままでしか居られない」という風に縛ってしまう事にもなりかねない。それと同時に例えば電動車椅子や義足などの選択肢も親が早い段階で与えてあげれば、世界と可能性を広げてあげることにつながるのでは、とそんな風に感じます。
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