このレビューはネタバレを含みます▼
作品のレビューをしなきゃいけないのに作者様が4巻の後書きで仰っていた「自然に浮かんできた曲」を読了後すぐに聴いたらたまらない気持ちになり涙が溢れて使い物になりません。
その曲を聴くと作中では描ききれなかった短かいけど確かに幸せだったであろう2人に想いを馳せてしまって居た堪れない気持ちになりました。特に槇の想いが雪崩のように押し寄せてきて涙が溢れてくるんです。音楽によって気持ちが昂り、より深く作品の世界にダイブした経験は初めてで感動の振り幅が桁違い。これは是非とも4巻後書きにあった「曲」を聴いてほしい。ネットですぐに探せますから!
今作は殺人や理不尽な展開が多く甘さゼロ、サスペンスやミステリーがお好きな方向きです。最初こそ別名義のある作品に似ているなと思いましたが3巻からラストに向けての面白さは格別でした。音楽は4巻読了後に是非!