即死チートが最強すぎて、異世界のやつらがまるで相手にならないんですが。 -ΑΩ-
納都花丸/藤孝剛志/成瀬ちさと
このレビューはネタバレを含みます▼
7巻まで一気に読みました。面白いと思います。
このレビューはネタバレになるのでさらっと流してください。
まず、だいたいの設定に納得いく理由付けがあります。クラスメイトが胸糞な性格なのは、異世界召喚時の賢者からのギフトの副作用的なもので、能力を授かるかわりに好戦的な性格になるためです。
そのためにギフトを授からなかった4人のクラスメイトをドラゴンの囮にし、置き去りにしていったところからスタートです。
ギフトを授からなかったのは、最初から異能力を持っていたからで、主人公の高遠くんは死を操るチートな能力を最初から持っています。
このチートさ加減は読み進めると少し納得します。
…というのも、現代日本が核の抑止力に似た力をと考え、呪いの兵器運用をすべく、研究施設が保護育成していた祟り神「おかくしさま」が高遠くんです。人間ではなさそうな描写がありますが、なぜ普通の高校生をやっていたのかはまだこれから掘り下げて描かれると思います。
一応納得いく理由付けがあっての即死能力ですので、あまり斜に構えず読むことを勧めます。
丸腰で異世界に置き去りにされた美少女ヒロインを守りながら、元の世界に戻る方法を探しに旅に出るといったストーリーです。
まだまだ全容はわからないのですが、きちんと設定があってそれらが物語をかたどっているようなので、ただ俺ツエーするだけの頭の悪い漫画ではありません。
賢者サイドが何か不気味な存在を召喚してしまった…?と戦慄するイベントが7巻の中盤あたりとなります。先が楽しみです。
余談ですが、ハーレム展開はなくラブコメ展開も控えめです。守ってくれてる高遠くんに徐々に壇ノ浦さんが好意を持ちつつありますが、かなり控えめで物語の邪魔にはなりません。
試し読みと思われる低評価レビューは散見されますが、私は一巻無料で面白いと判断し購入しました。通常の数ページ試し読みでは面白さがわかりにくいかな?と思います。一巻無料だったら是非読んでみてください。
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