病める惑星より愛をこめて
」のレビュー

病める惑星より愛をこめて

本田

シュールな作品です(2巻まで読了)

ネタバレ
2022年9月14日
このレビューはネタバレを含みます▼ ほのぼのしているようで全体的に不穏な空気が漂っています。この作家さんの特徴かもしれません。現代とは違う世界線で描かれていて怪しげな宗教(なのかな?)がベースになっています。心を病んだ人々に癒しを与える生物(モフモフ。作中では違うユニークな名前がつけられています。抱っこ紐みたいなので抱えられてて可愛い。)を与えられてなんとか生きている人が多数いるのですが、その生物を忌み嫌う団体も出てきます。着地点がどこにあるのかまだ分かりません。癒しを与える生物があれば安心するのでしょうが、人は悩んだり苦しんだりすることでもアイディンティティを確立できるとも思うので良いことばかりではないのでしょう。実際、このモフモフを持たされることに嫌悪を感じている人物も出てきます。最後まで何が起こるか分からないので目が離せません。続きを待ちます。
いいねしたユーザ2人
レビューをシェアしよう!