このレビューはネタバレを含みます▼
高校１年生の柏原聖(15才)が恋をしたのは二丁目の王子の葛飾鉄平(小学校臨時講師、24才)。のちに鉄平が義理の兄と知り、実母の家で同居する流れに。同じく同居人には五股六股の女たらしでホモフォビアの異母兄弟 彰人(大学生、19才)。別居で15才差のおじいちゃんとひいおじいちゃんがいてと、訳ありで寄せ集めのような家族の悲喜交々のドタバタコメディでした。登場人物のキャラ設定がすごく独特でした。一難去ってまた一難で聖と鉄平は結ばれるのか？と引き込まれて読みました。すごくよかったのですが、唐突に借金問題が起こって、あれよあれよという間に終わっちゃったなという印象です。家族の助け合いがおもしろかったのですが、家族の負の面が出ちゃったというか、世知辛くてなんとも切ないです。最後は明るく終わっていますが、もっと完全ハッピーだったらなあと思いました。少しさみしさが残ります。今市子先生らしいのかな。ストーリー重視でエロはアッサリです。
2007年9月～2012年11月 1巻から 総171、171、179、172、188ページ 修正＝見えない構図
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