とめどなく、シュガー 【電子限定特典付き】
」のレビュー

とめどなく、シュガー 【電子限定特典付き】

児島かつら

この2人の一部分に出逢えてよかった

2022年9月18日
若い2人が近づいて、付き合って。初めての恋人との時間が楽しくて幸せで。でも価値観の微妙なズレからくる不安がじわりじわりと侵食してくる様子や、それでも遠距離から余計に2人の時間が大切すぎて見過ごしてしまう状態もすごくリアル。初徳島での衝突は母の表情、感情爆発してる理一、それを静かに受け止めながら母に挨拶する姿、とにかくリアリティがあります。正直何度もでてくるエチはなぜかあまりえろく感じないけど、関係性が進むごとに変化していて意味があるし、これがあるから敬太が東京でひとりパスタ作るシーンに深みが出る。ここの一連の流れはズシリと切なくて苦しくて、「あの」敬太の涙決壊はもう無理…。あと個人的に2cm理一の方が何気に背が高いのも妙にリアルに感じる設定。実在の2人の人生の一部分を見させてもらえた気持ち。
あと頼むから当て馬くそかっこよすぎたセノオさんのスピンオフ欲しすぎる。あの人幸せになった世界線見ないと死ねないって!!
いいねしたユーザ3人
レビューをシェアしよう!