ロスタイムに餞を
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ロスタイムに餞を

ココミ

買って損なし!類稀なるBL

ネタバレ
2022年9月25日
このレビューはネタバレを含みます▼ 作品はあくまでBLですが、性別に関係なく、長く付き合うカップルの少しずつすれ違う感じが細かく描かれており、共感と涙なしでは読めない作品です。セリフや表情による心理描写ももちろん素晴らしいのですが、指輪をつけたままの桐生の手に返された合鍵の1コマの描写など、さながら文学作品のクオリティ。
最近、似たり寄ったりなBLが多い中、別れから始まる物語というちょっと異色な始まり方。そういう作品が少ないのは、きっと作者の心理描写の力量がもろに試されるせいなんでしょうね…とても読み応えある作品でした!
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