このレビューはネタバレを含みます▼
サイコホラー仕立ての、手に汗握る展開でした。面白かったです。
最後まで二人の背景が解き明かされないままでしたが、一本の映画を見終わったような充実感がありました。全編がほぼ二人だけの密室劇で、俳優さんが演じるとしたらかなり演技の上手な方じゃないとこの雰囲気は出せそうもないですね。
まちからの、としさんへの献身を執着として重く感じるか、献身的な愛情と感じるかで結末への評価が分かれそう。
私は、全身全霊でとしさんを忘却の暗闇から連れ戻そうとしたまち君の愛情の勝利と感じたので、前途多難だけど一応のハッピーエンドと感じました。
しかし、としさんのそれまでの人生が気になるわー。