バージンアイドル【コミックス版】
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バージンアイドル【コミックス版】

三枝慎

糖度低めの喧嘩ップル、堅物攻×リーダー

ネタバレ
2022年9月26日
このレビューはネタバレを含みます▼ アイドルグループもののBLだ~~!とシチュエーションだけでテンション爆上がりして秒で買いました。社会人経験してるメンバー集めたアイドルグループってのは珍しい、そのせいで受けがすっごい苦労人のオカン体質に感じる…。黒髪堅物攻め×チャラい外見の真面目リーダー。ファンサを良くするためにはフリを飛ばす系のリーダーと、すべてを完璧に行いたい堅物真面目メンバー(攻め)が方向性の違いでちょくちょく喧嘩して「合わね~な~…!」ってなってるけど、酒の勢いでイイ感じになって…いや気まずいわ!という導入。受けのリーダー視点で大体話が進みます。攻めが遅咲きのゲイ(たぶん自覚したのが最近)で、メンバー顔合わせのときにリーダーに一目惚れしていて(これも自覚は話の後半)だけど進展を望んでいない草食系だからリーダーが絆されていって、あーもー好きだ俺もゲイでいっかって踏ん切りをつけるまで話が動きませんでした。リーダーのオラついたところがすっごく好み。存分に「あーーもーー」って煩悶しているノンケの葛藤が拝めるので、ノンケの男前受け好きにも良作なアイドルものでした。アイドルとして頑張ってるメンバーをみてキュンとする系の萌えはありますが、巻末でようやくくっつくのでイチャラブは殆どありません。攻めはリーダー大好きだけど、BLじゃないというか(アイツのことは信頼しているぜ…!)なナンカチョットチガウ系の好意、色恋の執着がないんですよね。なんかこう火のないところに煙立てるためにリーダー燃やしたぜ!(恋心を)みたいな感じなので星評価は4.1くらいだけど、シチュエーションが好きすぎるのでオマケして星5です。
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