水井恭一のTEENAGE LUST
」のレビュー

水井恭一のTEENAGE LUST

つづき春

淡々としているが心に不思議と残る話

ネタバレ
2022年9月29日
このレビューはネタバレを含みます▼ 表紙の絵が古そうでしたが、立ち読みとレビューで興味を持ち購入。本城さんにはエッチの快楽と手解きを教わり、学ぶことがなくなり関係終了。本城さんの水井を一方的に本気になりそうな苦い気持ちがこちらにも伝わりビターテイスト。河野と沢木の時は、水井が自分以外を見つめる同級生が気になってちょっかい。自覚は定かでないけど、ちゃんと水井的には好意があって、でも最後は自分は選ばれない。高校の先輩はセ○レで体だけの軽い関係。学校では異端、2丁目では邪道と自己を卑下し、恋愛を半分諦めてる風な水井が大学で初チュー相手と偶然再会し、初めての両思いになるまでがまた波乱あり。口の悪い水井妹だけど、後悔しないように兄に話す姿には兄への愛情あり。ゲイである事を認めたくなくて往生際の悪い受けも、現実にいそう。末永く幸せでありますようにと思わずにはいられない作品。
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