ネタバレ・感想あり水井恭一のTEENAGE LUSTのレビュー

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BLを題材としている確固たる作品
2023年10月7日
作者様のお名前に思わず懐かしく若い頃作品を読んだ記憶が蘇った。当時も独特な絵とストーリーが印象に残っていて本作もBLというより"水井恭一"という一人の歩みを見せてもらった。BLだけどBLとは違う とても良かった!!!
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いや、とても面白かった
2023年10月6日
昨今の、よくあるBL漫画とはちがう、ちょっと変わった切り口が良いですね~
続きが、水井君のその後が気になり、ぐいぐい読み進んじゃいます。
自分の性指向に真正面から向き合い、奔放な恋愛遍歴を経ながら人格形成されていく様子が歳ごとに描かれつつ
現在の恋とリンクしていく、とても上手い構成です。
雄み全開かと思いきや、ナイーブになったりもしながら、前に進もうとする彼には好感しかありません
エロいか?と言われればそんなにエロくはない、かな。
朝チュンにおやつ(←ふふっ)がついたぐらいの感じです。
絵の好みが分かれるかと思いますが、この高評価ですよ!気になった方はぜひ~。
タイトルの「LUST」とは・欲望・と言う意味で和訳は
「10代の欲望」かな?…めっちゃいいタイトルですね!
経験を積んできたからこその人間の丸みよ!
2023年6月13日
現在の大学生から遡って恋愛遍歴を年ごとに語っていく手法。その為人格形成の部分が垣間見れて、今現在の水井君の考えがよく理解出来る仕組。転がる石が丸くなっていくように、尖ってた水井くんは穏やかになり、今初めて恋を成就させるために必死になってる姿が眩しくて素敵でした。
179ページ
2022年9月23日
出版社セールで購入。全くノーマークの作品でしたがシーモア島で見かけ気になり購入しました。水井くんが愛すべきキャラクターで面白かったです。古さ?を全く感じさせない良作でした。
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めちゃめちゃ面白かった!
2022年9月17日
普段求めて買い漁ってるBLの傾向とは全く違うんですが、それでもめちゃくちゃ面白くて大満足でした。読んで良かった!(お勧めレビューありがとうございます)

ストーリー構成がセンスある。大学生の水井恭一が、現在の恋を追いかけながら過去の奔放な恋愛遍歴を振り返るのですが、一話完結のようにして進んでいくその話がどれも面白い。さら〜っと描いてるのに面白い。何気に名言がいっぱい。
水井恭一はなかなかのメンタル強者なんですが、それでも傷つかない訳じゃない。チクリチクリと棘に刺されながらも、自他を客観視できる姿がカッコいい。
実際の絵柄がどうであれ、読み終わった時には水井恭一が凄いイケメンに見えます。

エチシーンは、押し倒す→事後(裸で添い寝)ってレベルの描写しかないんですけど、水井恭一がなんか凄い上手いらしい事は伝わってくるw
登場人物達の性指向が、ノンケとゲイの間で揺れ動く様子なんかも上手く描いてあって面白い。

BLの脇役に、よく主人公CPを引っ掻き回すプレイボーイ出てくるじゃないですか、水井恭一ってこれなの。脇にいる、酸いも甘いも噛み分けたようなお兄さんがどうやって出来上がるかが本作を読むとわかる。なるほど〜老成してる…て思うけどよく考えたら水井恭一まだ19歳。これからまだまだ色んな恋愛するお年です。もっともっとイイ男になるんだろうな。幸せになってね〜。
読んで良かった!
2022年9月11日
シーモア島で以前おすすめされていたので読んでみました。恋愛遍歴との事で、どんだけ軽いプレイボーイの話かと思いきや全然違いました。読み応えあります!しかもレビューされている方のおっしゃるとおり、内容が斬新でした。今はないストーリーとの事ですが、逆に新しく新鮮に感じました。本当に面白かった。13歳の時は性技の経験を積む為に真剣に取り組み(?)各年齢ごとでも、いつも彼なりに本気の恋だった。相手を真剣に思っていた。何と3歳の初恋から相手の気持ちをおもんばかっていた。それが本当に予想外でした。ぽい捨てするのかと思ったら全然違う。涙する人は少ないかもしれませんが、途中から彼の恋愛が成就して欲しい、水井恭一には幸せになって欲しいと願い涙が出ました。そして、、、。最後も泣けた。絵も表紙で受けた印象とかなり変化し、物凄いイケメンにしか見えない、そのイケメンが相手を思いやり心情を吐露する。読後感が想像以上にあたたかい気持ちになり本当に良かったです。
水井恭一
2022年5月27日
プレイボーイにも関わらず全く嫌味がなくどこか爽やかな主人公。幼いながらに恋愛対象が同性だと自覚してからの人生、是非見てほしいです。
読んで良かったなぁ、と思いましたよ。
ネタバレ
2022年5月11日
このレビューはネタバレを含みます▼ ★18歳を軸として回想される13歳から16歳までの水井恭一の性遍歴、と19歳の恋物語。

★水井恭一が、自分は「男が好き」だということに気付いたのは3歳の頃だった…。

★13歳から16歳、執着こそありませんが、そこにはスポットが当たる相手がいます。17歳がないのは、きっと顔も思い出せない一夜限りの相手ばかりだったのでしょうね。そんな関係性に疲れを感じ始めた18歳の水井くんに好きな人が…?過去を思い返しながら、片想いを募らせつつ19歳へ…。とても面白いです。深みがあるけれど暗さがなくて読みやすいですね。切ない思いもたくさんしていますけれど、13歳で辛さを少し手放せた水井くんは、達観と諦観の狭間でうまく自分を保っているな、と思いました。明るい印象ですけれど、胸に迫るものがありました。

★表題作のみ179ページ。達観している風の水井くん、妹ちゃんへのウザ絡みが素の姿かな。鮎子ちゃんの言動は…ある意味、とてもリアルに感じました。ざっくばらんな身内って、こんな感じじゃない?と。そして、愛あるいい仕事しています。フフ。

★悩ましかったのが、本城さん。彼とのエピソードを反芻しています…。客観的に見ればNGなのですけれど、「運が良かったね」と、簡単に片付けられることではないのですよね…。ようやく息をつけた13歳の水井くんの姿と、ハタチの自分を語る25歳の本城さんの言葉が…心に残るのです。「LUST」で間違いないですけれど、生きる術を探る「本能」のようにも感じました。読後感はとても良く、2人の嬉しそうな姿に満たされています。tnx:D
かなりオススメです
ネタバレ
2022年5月8日
このレビューはネタバレを含みます▼ 主人公(ゲイ攻め)がノンケの男性を好きになってしまい、ノンケはキツイ…と思いながらも過去の恋愛を振り返りながらチェスの駒を動かすようにアプローチをしていくお話です。なんと言うか上手く言葉で言い表せないですが、、徐々に盛り上がる曲の最後の高音に触れたい為にこの物語が存在する感じで、ゾクゾクしっぱなしでした。作者の方は私達の世代の方で、昔から人間のやり取りを水が流れるかの如く自然に描かれる方でしたが、今見直してもやはりとても良く浸透率が半端ないです。
ゲイの赤裸々な心理
2021年12月16日
3歳からゲイを自認している男性(水井)のゲイとしての生き様に触れるストーリーで、他のレビュアー様方が書かれている通り心理描写が秀逸で凄く読み応えがありました。
この作品は、水井が水井になるまでのストーリー。自分自身の過去と現在を客観的に且つ赤裸々に語っていて、グッとくるセリフや言葉が沢山あって実に味わい深かった。そして、諦観したゲイがこれほどまでに深くて優しいとは!途中から人間・水井に心奪われてしまい、言葉の一つ一つを噛み締めて読んでいました。
試し読みした段階ではビ◯チな主人公かと思いましたが、まともです。倫理的に引っかかる箇所はあれど、生きていくには必要な選択だったと思えば綺麗事も言えなくなってくる。自分に正直で結構傷ついたりもしてますが、それでも水井なりに誠実に生きているところがとても好きでした。
絵は古いですが人間の心理に新旧はないので作画を気にしなければオススメです。私には久しぶりに刺さった作品になりました。
ゲイの心情が丁寧で深く、よかった!
ネタバレ
2021年11月6日
このレビューはネタバレを含みます▼ 9月の幻冬舎キャンペーンで購入。
評価は高いもののレビュー数が少なく、多少迷いましたが、
立ち読み段階から気になる展開で、買ってみたら当たりでした!

3歳からゲイを自覚したという主人公・水井のお話。

ゲイが主人公だと、一般的にくっつくまでのハードルが低いのが
ストーリー的に物足りなくて、ノンケものの方が好きなのですが、
これはゲイが主人公でありながら、そのゲイの心情描写が深く丁寧でよい作品でした!
(これも相手でノンケは登場しますが)。

2003年の作品なのですが、今の作家さんでは見かけない心情描写で、
関係性も単純じゃないのが良いです。

筋金入りの主人公の数多い過去の遍歴も、
心と身体を一致すべく珍しく片思いしてみる今の状況も、
どちらもお話が面白いです。
紆余曲折あってもキャラの根が基本明るいのもよいです。

あとがきまんが2ページ。
総179ページ。
とーってもおすすめ!
2021年4月20日
スピンオフのようですがこちらだけでもまったく問題なく読めました。日々BLを読み漁ってますが、こんなに面白く読ませていただいた作品は久々です!
わりと古い作品のようで、キャンペーンでたまたま知りましたがレビューを読み購入して大正解でした!
なんともいえない空気感なんですよね、淡々とすすんでいくなかで、クスッと笑えたり胸を締め付けられたりキュンとしたり綺麗事だけではないリアルさに共感したり、読みごたえがありました。大学生の主人公が自らの半生(ゲイ歴?笑)を振り返りながら現在進行形で片思いしているという構成も秀悦だし新鮮です。作者さんの他の作品もチェックします!
ミズイキョウイチの恋と冒険
2021年4月16日
もしこちらのレビュータイトルでピンとくるかたいれば、自分はその小説を思い出しました。軽いタッチでサクサク進むけれど妙に心に残ります。確固たる自分があって飄々として達観した雰囲気がある主人公の恋愛遍歴のお話。H上手くてソツがなくて冷静で恋多き人なのになんでかいつも上手くいかなくて。なかなかにマセガキさんだけれど、自分で自分のことを子供だと知ってる子供は子供じゃないの法則が適用されるタイプでした。主人公が飄々としてるのでストレスフリーです。拗らせてる訳じゃないのが本当に大人。でもそこに至るまで結構苦労してきてる。主人公の言ってることはマイノリティに対してかなり冷静な意見。「普通」とか「普通じゃない」とか、そんな葛藤はもう飽きてて「普通とか最早どうでもいい」って答えを持ってるのが凄い。しかも第三者目線で。楽しいお話でした!
深い
ネタバレ
2020年12月14日
このレビューはネタバレを含みます▼ 20年前の作品ですか。普通と普通でない、目線に気をつけて上手く社会に順応する、など、昔のタッチだからそこサラっと入ってくる。そして妹よ、ナイスアシスト!
恭一がエッチの才能を身につけ、何より周りの悩める同志をさりげなく助けるのが本当によかった。
作者さんの県立原島工業高校の電子書籍化もぜひ!
今のBLでは読めないタイプのストーリー
ネタバレ
2020年5月20日
このレビューはネタバレを含みます▼ 他で購入した作品ですが、とても面白い作品なのでシーモアさんでもレビュー。2001年〜2002年にかけて描かれた作品。私は2017年に購入して読みましたが、今でも心に残っている作品です。たま〜にではありますが、読み返しもしております。元々学生の頃、県立原島工業高校という少女漫画を読んでいて、何となく記憶に残っている作家さんだったのですが、まさかBLを描いているとは思わず、コチラの作品を見つけた時は凄く驚きしました。思わず購入して読んでみると、とても雰囲気がよく、ストーリーの構成にセンスとオリジナリティを感じ、今では読めないタイプのBLだな…と思いました。そして色々納得。県立原島工業高校は、多分?25年ぐらい前に読んだ作品なのに、何となく雰囲気の良さ、面白かった記憶が残っていたし、やはりストーリーセンスが良い作家さんだったんだろうな…という結論に至りました。

セ/フレではなく、心と身体の一致.両想いの人を求めて、色々な男性達と身体を重ねる、生粋のゲイ.水井恭一(受け描写もありますが、殆ど攻めです。)の男性遍歴のお話。恭一は普段はクールで軽い感じではありますが、実は情熱的で一途。そのギャップがとても魅力的でした。最終的な恋人.友君に辿り着くまで、他の男性達とのエピソードも、とても面白かったです。妹とのやり取りなども含め、BLでありつつ人間ドラマの部分も大きような感じがしました。何回かエロ描写があるのに、ソフトにあっさり…orz。ストーリー重視の作品だからしょうがないのかな…。流石に絵柄に古さを感じますが、古いながらも綺麗で見やすい絵柄だとも思うので、サンプルでチェックしてみて大丈夫そうなら、是非読んでみてくださいm(_ _)m。読後感の良い、一風変わった.ストーリー重視の作品が楽しめると思います(*^ω^*)。

※1冊丸ごと表題作、179ページです。
淡々としているが心に不思議と残る話
ネタバレ
2022年9月29日
このレビューはネタバレを含みます▼ 表紙の絵が古そうでしたが、立ち読みとレビューで興味を持ち購入。本城さんにはエッチの快楽と手解きを教わり、学ぶことがなくなり関係終了。本城さんの水井を一方的に本気になりそうな苦い気持ちがこちらにも伝わりビターテイスト。河野と沢木の時は、水井が自分以外を見つめる同級生が気になってちょっかい。自覚は定かでないけど、ちゃんと水井的には好意があって、でも最後は自分は選ばれない。高校の先輩はセ○レで体だけの軽い関係。学校では異端、2丁目では邪道と自己を卑下し、恋愛を半分諦めてる風な水井が大学で初チュー相手と偶然再会し、初めての両思いになるまでがまた波乱あり。口の悪い水井妹だけど、後悔しないように兄に話す姿には兄への愛情あり。ゲイである事を認めたくなくて往生際の悪い受けも、現実にいそう。末永く幸せでありますようにと思わずにはいられない作品。
意外とサワヤカ
2011年1月15日
内容は紹介にある通り、水井恭一の13歳~19歳までの恋愛体験のあれやこれ😃
一応区切りはありますがパックまるまる続き物なので
読むならパック買いがオススメです!!


BLって結構ありえない展開とか多いけど、この話はわりとスンナリしていて、所々笑えるし、切なさも有り。
水井のキャラも良かったし、わかりやすく描かれてて、ワタシは読みやすかった。

Hシーンも含めて軽すぎず重すぎず意外とさらっと一気に読めてしまいました。
(激しいHシーンはありません😑)
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