初級魔法しか使えず、火力が足りないので徹底的に攻撃魔法の回数を増やしてみることにしました
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初級魔法しか使えず、火力が足りないので徹底的に攻撃魔法の回数を増やしてみることにしました

大地の怒り(GAノベル/SBクリエイティブ刊)/片山大樹/しゅがお

☆5近く読める(追記上げ

ネタバレ
2022年10月1日
このレビューはネタバレを含みます▼ 最初は絵を見て、海外の作品なのかなーって思いました。
デジタル色が強いというか。
でも、徐々に慣れたのか、それとも上手くなったのかで気にならなくなりましたね。
タイトル見て、はいはいすぐチートね、とも思ったけど割と地道で、かつ地味なので面白い。
なのでストーリーはゆっくり進みます。
テンプレ転生で魔力のみチート。
しかし魔法使えず活かすことも出来ない、吟遊詩人というジョブも後方系で尚且つ使えないという事でパーティすら敬遠。
そして良い所は、吟遊詩人という職はあまり前例が無いから情報無くて手探りな所ですね。
簡単なクエストの結果が良くてもジョブが良かったせいなのかどうかも微妙なまま。
こちらも読んでて主人公と一緒にわからん(笑)って気持ちになります。
そんな地味さが野人転生を思い起こさせます。
主人公は全然違ってこちらはごくごく普通の青年ですけどね。
のめり込む程では無いけど、徐々に発展する様は楽しい。
絵で逆にハードル下がったのかも。
(追記)5巻まで読みました。
キャラの紹介しますのでお気をつけ。
バルという男のキャラが出て来るんですが、これがまた驚き。
新キャラって出て来ると読む方も身構えますよね。
大丈夫かな、それまでと方向性変わんないかなと。
そうして読んでみたらこんなキャラなんだと驚いた。
詳しくは読んでのお楽しみだけど登場シーンが少し苦手な感じだったのでどうなるかと思ったら全然。
いそうで異世界ではあまり見ないタイプでした。
キャラデザが勝手に想像させたのかなー。
漫画って色々定番が知らないうちにあって、このキャラデザならこういう言動をするだろうとか先入観を持たせますよね。
イケメン出て来たら勇者系で聖人君主なのか逆に詐欺師。
オネエ言葉ならやたら強いとか。
それを裏切ってくれました。あ、そういうキャラなんだって。
そんな感じで、刷り込まれていたのを認識させてくれたのも面白かったです。
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