さわやかにふざけて、可笑しさも含んでる。





2022年10月4日
主体はラブコメ、それも犬になったお兄ちゃんにラブしちゃうという突拍子もないものなんだけど、凄いのはこのふざけた設定で実兄弟ものだってこと。ワンちゃんの可愛いい仕草とお兄ちゃんのヘタレさ、弟のアホっぽさに紛れて、近親相かんの罪がさらーっと入り込んでいるところに紺野先生の恐ろしいほどの技を感じるのは私だけでしょうか。もう一つの大地の話もサイレントムービーを見てるようなフィルム映画を見てるような読後感。こちらも紺野先生の技あり一本、取られました。完敗です。そして表紙の真顔よ…。

いいねしたユーザ1人
-
雪の宿 さん
(女性/30代) 総レビュー数:0件