このレビューはネタバレを含みます▼
私はアンナが好きじゃないなと思いました。チェンジリングのことをなかなか言い出せないのは、わかる。貴族とは全く違う生活に恐れを抱くのも、両親はともかく、お兄さんとは離れがたいということも。でも、自分から言うべきだったと思うし、何だかんだ理由をつけて言わなかったことにイライラしました。
お兄さんが怒ったのは、アネットが苦労してたこと云々よりも、知っていながら黙っていたことの方じゃないかなと。せめて自分から話していれば、お兄さんの心境も全然違ったと思います。血の繋がりが無いと知っても、冷たく突き放したりはしなかったんじゃないかと、思います。
合格発表の日、夢の話を聞かされた時に覚悟を決めて言い出せばよかったのに。張本人の妖精から話を聞かされて、アンナがいつ言い出してくれるかと、待っていたんじゃないかなとも思いました。
というわけで、アンナが好きになれないから、続きを読むことはないかなぁ。