このレビューはネタバレを含みます▼
高校2年の佐野有紀は､皆のSNSや顔色を伺いながらクラスカーストの中を上手に泳ぎ回っています｡中でもカースト上位の夏木壮太とはノリからセ◯レの関係を続けています｡そんな佐野は､クラスでいつも浮いてるぼっちの高田にSNSをチェックしてもっと人と関わるように助言します｡佐野はいつものように可哀想な存在に親切や恩を売って貸しを作るつもりだったのですが､高田は陰口を言うような奴らに好かれたくない､余計なお世話だとはっきり言います｡さらに高田は佐野と夏木の関係を知っており､誰にも言うつもりは無いけれどもノリや冗談ってそういうことをする佐野のことを気持ち悪いと言うのでした｡思いがけず高田に上から目線で断言された佐野はいつものように振る舞えず､高田の前では自分の思ったままを言うようになり､それが楽なことに気付きます｡人の気持ちを計算してきた佐野が､計算できない高田の気持ち､夏木の気持ち､そして自分の気持ちと向き合います｡そして上手に立ち回る｢楽しい毎日｣では無く､自分に正直に送る｢楽しい毎日｣を選びます｡夏木くんに幸せな恋をしてもらいたいです｡
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