溺愛心中 仙女は褥で乱される
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溺愛心中 仙女は褥で乱される

宇奈月香/三廼

なんだか盛りだくさんな設定

ネタバレ
2022年10月9日
このレビューはネタバレを含みます▼ 仙女の呪いを受けたさよ姫の家系には、幸運をもたらすさよ姫と不幸をもたらす凶兆のさよ姫がいる。希月楼から逃げたわこは、果たして本当に凶兆のさよ姫なのか?わこを抱いた千秋は死んでしまうのか?
始めは自分の目的の為にわこを利用することしか考えていなかった千秋の態度が傲慢で、どこへも行けないわこが気の毒だったが、仙女の力が発動して千秋と結ばれる辺りは、まるで別人のようになりちょっと不気味だった。わこの容姿が眼が金色だと子供に泣かれたり、怪我をしてもすぐ治ったり、10日位は食べなくても平気とか、毒にならしてあって死なないとか、超人的設定で少々オカルト的だった。
わこの喋り方が、「~なさいまし」とか、今時使わないような言葉遣いで、遊女として一般社会から隔絶されて育てられたといっても、違和感があった。
わこの妹は何の罰もなく放置されて、すっきりしなかった。
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