セックスドロップ【特典ペーパー/電子書籍限定ペーパー】
しっけ
このレビューはネタバレを含みます▼
お気に入りの1冊だったので、読み放題に登録したときに読んだりしていたけれど、いつの間にか読み放題の対象から外れてしまい、読み返したくて購入。
オープンゲイの黄海が清々しいほどの軽さと明るさで、読んでいて本当に楽しい。鎮と会うまでの行いのせいで何度も危ない目に遭うのに悲愴感は全然なく、むしろ助けてくれた鎮に懐いていくところが面白い。
黄海と真逆の鎮はゲイであることを隠し、大学で黄海と接触することも嫌がり、黄海はこれでいいのかな? と心配になるけれど、鎮の気持ちを理解して裏切らない黄海がなんだか可愛い。
鎮が外での接触を嫌がる理由が続編で明かされるといいな。
*2巻読了*
1巻完結で終わると思っていたら2巻まで出て嬉しい。
ゲイであることをオープンにしている黄海と隠している鎮。性格も立場も考え方も真逆のような二人がうまく付き合っていけるのか少し心配だったけれど、鎮と黄海は互いの価値観や気持ちをきちんと伝え、無理をさせたりしないようにそれぞれの思いを擦り合わせられる優しさと懐の広さを持っているなと実感。
鎮の幼馴染みでセフ レのような関係だったコウスケが自分の恋人との関係に悩み、鎮と黄海に八つ当たりするような場面で少しだけ波立つようなことがあっても二人は言葉と態度で修復させるところが凄くいい。
2巻では二人の過去も描かれ、読み応えがあった。これでひとまず完結とのこと。でも、いつか二人の未来の話も読めるようなので、それを楽しみに待ちたい。
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