愛日と花嫁
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愛日と花嫁

渚アユム

なるほど新しい!

2022年10月15日
αやΩの性質があまり知られていない時代(というよりΩになれば生贄という考えの世界)のお話で「俺がΩだから」「αに生まれていれば」といった表現は一切ないです。だからこそオメガバース特有の悲愴感もなく「二人が結ばれる手段として番という形があり、二人のためにαやΩといった性が生まれたのでは?」という気さえしてくる。本当に新しいです。神様と生贄という設定に飛びついて買い、途中から「そういえばオメガバースだった…」となったくらいで、一つの世界観として完成しているなと思いました。最初は結構シリアスですが、途中からはかなり糖度が高く、へぇ〜クールだと思ってたけどクロってこんな感じ(いい意味で)になるんだ〜とニヤニヤしてしまいました。また読み返そうと思います!
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