このレビューはネタバレを含みます▼
くらのね先生の別の新刊を買おうとしたところ、レビューで『前作がお気に入りで』というのを見かけてフゥン?と思って立ち読みしてみたところ、黒髪短髪・メガネ・体格良しのヘキに相良さんが大ヒットで新刊はすっかり忘れて即購入。他の方も書かれてますが、10年来の友人から恋人になるってそうかーこういう感じだろうなーってしみじみジンワリ来る素敵な二人の恋のお話。野間さんは相良さんを『飄々として何も変わらず普通過ぎる』と評して『俺ばっかり振り回されてる』とプンスコしてますが、いやいやいやいや相良さんを振り回してるのはアナタでしょうよ……そのモノローグを相良さんに打ち明けたまえよ!と、読みながら何度思ったかしれません。だって野間さんにいい人いるっぽいのに誕生日ケーキ用意して待ってんですよ。野間さんがもだもだしてるのを『慣れるまで』とか言って同衾しててもジッと耐えてんですよ。鋼の精神力に目頭が熱くなるほど相良さん強火目線で読んでたので、野間さんに「一生一緒にいたい」って打ち明けた時にはスタオベレベルで大拍手でした。真面目で実直な好青年攻めと、若干浅はかでチョロい無自覚可愛いイケメン受けの、ジンワリしみる恋バナにウフウフしたい時にオススメな一冊です。ただ一つ、野間さんのもだもだが思ったより長くてラブラブがあまり見られなかったのが心残りで。ラブラブな続編欲しいです!何卒!!