このレビューはネタバレを含みます▼
久々に短編集を買いました。20~15年くらい前まではこういういい意味で意味ありげ・意味深・人の人生のある場面のうまい取り方(魅せ方)の内容の短編集はわりと書店にあって買っていたのですが、最近はあまり見かけず…。出会わなかっただけかもしれませんが…懐かしい感じがしました。19年から電子書籍にして アンソロジー以外では避けていたので短編集は初購入(?)かな? 最初の話と探検家の話が面白く感じました。最初の話がストックホルム症候群っぽかったのは読んでいてザワザワして複雑になりました。また、奥様がガンになる話はグッときましたし、あのやりとりは漫画だから描ける話だなぁと漫画の力を感じました。適切な単語が出てきませんが(アンニュイ…ではないし)、単話ごとの今後を想像させるような終わり方がされている良い短編集でした。