氷の城壁【タテヨミ】
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氷の城壁【タテヨミ】

阿賀沢紅茶

私は一体なにをしているのか。

2022年10月20日
20時頃ふと広告が目に止まり、キャンペーンの無料分を読むといつのまにか登録し全話読んで現在朝の4時です。
出張でやってきた異国の隔離ホテルで、物語の展開にもだえ、右往左往し、登場人物の行動にドキドキし、オジサンはなにをやっているのでしょうか。


設定は高校年代ですが、「人を想う」ということ「自分を見つめる」という観点を深掘りした表現は世代が上の自分にも刺さりました。
そして高校生らしいセンシティブさとバイタリティーが見事に描かれており、読者として緊張感とユーモアが心地よいバランスでいさせてくれました。全然読み疲れません。

ときに作品に感動するという行為は、観る側のタイミングも大事だと聞いたことがあります。

きっと隔離期間で無意識に抱える私の孤独とキャラクターたちの抱える孤独がマッチしたのでしょうか。いや、多分違うな。

本当に見事な作品でした。もう寝たいです。寝かせてください。
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