このレビューはネタバレを含みます▼
悪霊や妖怪、禍々しものを祓う祓魔師が生業の一紗。ある時、山奥で、白い烏天狗の那戯に烏天狗の里に拉致され、力を得るため那戯とまぐわえと押し倒されます。そして那戯に無理矢理…とはなりませんでした。一紗は強力な祓魔師だったのです。本気になれば祓えただろう那戯、でも那戯を祓う事はしません。一紗も那戯も異端として、孤独に生きてきて、それを感じたから。那戯は一紗を抱くために何度もチャレンジしますが、一紗の力が強くてなかなか遂げられません。でも、絆されもするし、次第に理解者にもなっていきます。人間vs烏天狗、的な事は無く、那戯と一紗の癒しと再生の物語で、ほっこり系です。那戯は美形攻め。一紗が受けですが、男らしく素敵な攻め様っぽい。今まで見たどのカップルより、攻め×攻めに見えました。どちらもかっこよく、男×男なのに、恋人としてなんだかとてもしっくりする二人でした。‘まぐわい’も、しっかりアリます。