恋馬車に拾われたシンデレラ
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恋馬車に拾われたシンデレラ

キャサリン・ティンリー/村田順子

スピンオフ!

ネタバレ
2022年10月22日
このレビューはネタバレを含みます▼ 試し読みしながら「あれ、この人見たことある!」と気付き、原作者で検索したら、作画の村田先生の以前の作品「伯爵と日陰のシンデレラ」の美しくて気丈なヒロイン、マリアンでした。そして今作のヒロインは、マリアンの実家にいた使用人ベイリー夫人の娘ジェーンで、彼女はマリアン付きのメイドです。前作も波瀾万丈なストーリーで、ヒロインもヒーローも魅力的、村田先生の作品の中でも、特にお気に入りだったのですが、続きがあったなんて…嬉しいです。ジェーンはとても綺麗だったから、前作でもマリアンの義兄に襲われかけたりしていたのですが、実はお金持ちの孫娘だったという驚きの事実が判明して、これもまた前作に負けない波瀾万丈な展開となり、楽しませてもらいました。ヒーローは、ジェーンの亡くなった父方の祖父の家に同居していた義理の甥ケンダルで、彼も誠実で素敵な男性でした。二人は恋に落ちて…祖父の遺言で結婚してと、ハーレ的なハッピーエンドになるのですが、ジェーンに淑女の教育をしてくれた恩人の伯爵夫妻をもう一度見たかったな…そこがちょっと残念。
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