声はして涙は見えぬ濡れ烏
」のレビュー

声はして涙は見えぬ濡れ烏

ウノハナ

受も攻も…文句なしのかっこよさ!

ネタバレ
2022年10月22日
このレビューはネタバレを含みます▼ ウノハナ先生の作品がいくつかSALE中です!その中でまだ未読のを購入。これまためっちゃいい作品に出会いましたー(≧∀≦)

受は名前も見た目も烏のような凛、攻は大型犬タイプでいつも笑っている会沢。会沢の一目惚れで凛にアタックアタック…の日々を過ごす中で、少しずつ二人の関係も愛も深まっていきます。そして離れ離れになってからの二人の恋の行方は如何に…といった感じ。いや〜…さすがですね!これだからウノハナ先生の作品は中毒になるんですよね!本当面白い!!初めは、凛の取っ付きにくさが目立っていて、武士のような佇まいや精神、木刀に、心折れない強い心で笑顔振りまくタイプの会沢と、どういった化学反応が起きるのか想像もつきませんでした。でも、言葉とか表情とか気配とか、本当にふとしたきっかけでどちらかが仕掛け、もう一方がそれに乗っかっていく自然な掛け合いがテンポ良いんですよね!気がついたら私の方がもうグイグイ入り込んじゃってました。だからこそ、だんだんと凛サイドの状況も分かってきて、父のことや会社のことを知るにつれて切なさが増し、目の前から消えた凛と、焦燥感でいっぱいの会沢に、言葉にできない思いでいっぱいになったんですよね。

でも、ここから鮮やかな逆転劇が待っています!弟のため、父への贖罪のために、闘う凛がなんともスマートなこと!そしてそして〜…会ちゃんかっこい〜(//∇//)そうやった…会ちゃん、こんな子やったわ笑。ヒーローはちゃんと助けに来るもんね!理想以上が全部具現化されていて素晴らしいの一言です。

受も攻も作品全部を通じてかっこいいんですよ!でもかっこよさの種類が違っていて、内にある漢気で大切な人達を守ろうとする凛と、凛の心の弱さも丸ごと包み込み支える会沢が、本当この二人しか勝たんと思わせてくれます。エチも綺麗で美しく、凛の噛み癖には一段と萌えました笑。ステキな作品に感謝!スピン元も読みます!
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