このレビューはネタバレを含みます▼
前作が良かったので作者さん買い。同じ会社に務める大型ワンコ系後輩の香山君×真面目な先輩・徳本さんのお話で、表題作のみ全5話+描き下ろしで合計171ページ。年齢=恋人いない歴の徳本さんに、なぜか懐いている大型ワンコな後輩・香山君。ある日飲み会の帰りに偶然徳本さんがオトナの玩具を購入しようとしているところを目撃してしまって…というお話。個人的に大型ワンコな攻めが好きなので、攻め受けの属性はとても好きでした。ワンコな香山君が一見誰にでも人当たりが良いように見えて、ちょっと人には見せない裏の顔を徳本さんだけに見せるというのも良かった。ただ、作者さんもあとがきで書かれているように、全体的にかなりサクサク進むので少し物足りなかったかも。まず告白が軽いんですよね。告白を受ける方も、付き合うのは慎重にいきたいと言いつつ、欲望には抗えず「まぁ試してみてもいいかな?」くらいに軽い。付き合った後本人も恋人っぽさがないかもと悩んでますが、食べるかやるかしかしてなくて、恋人っぽさがないんです。甘さがないわけではないんですが、もうちょっと恋人っぽさは欲しかったような…。エチを始める時も、じゃあ始めましょうか?くらいにあっさり開始するので、ムードとかそこに至るまでの過程がもう少し見たかったです。と、私は結構少女漫画的なキュンが欲しいタイプなので、その辺りが少し合わなかったんですが、淡々と進むような作品が好きな方にはハマる作品なのかなと思います。