ニュクスの角灯
」のレビュー

ニュクスの角灯

高浜寛

アンティーク好きでファンタジー好きは是非

ネタバレ
2022年10月23日
このレビューはネタバレを含みます▼ 先月10/23に一旦レビューしました。そのときは全体の4分の1と読んでおらず、その後11/10に1星下げました。どうも美世の役割がボケた感と、ジュディットさんの状況とストーリーの噛み方が俗っぽくの感じてしまったのもありました。本日11/30読了、やはり5星がふさわしいと再評価した次第です。
明治期の日本(長崎)と、フランス(パリと少し郊外)の空気を感じさせてもらったこと、キャラの環境を形成する小道具的物産や時代考証的に綿密な風俗の説明に終わってなくて、ニュクスが仕事した、という印象を持ちました。未来の希望伝わりました。(米の炊き方訓は私も親から学びました。)

以下は以前に記載したレビュー部分です。
今まだ毎日無料連載で22話を読んでいるところで、これからどう展開するか判らないのです。ここまで読んできて、とても引き込まれています。時代の薫りがプンプンするような雰囲気のある古い物を毎話幾つも、とても味のある絵で、こだわりの時代考証で描かれ、その中に主人公の、モモさんの謎めいてエキゾチックな存在がストーリーをユニークに持っていってくれて。夢幻の中で読んでる感じです。

完結してる(全6巻)ので、結末まで読み進めるのが楽しみです。
迷います。今は割引期間中、6000pts越えるところ、4870ptsで手に入るので。
ただ、他の読み物の予定もあるし、もうすこしでセール終わってしまうしで、悩みます。。

あまりに作品が読んでて印象的なので調べたら、結構な受賞歴に驚いたので書いておきます。
2018年第21回文化庁メディア芸術祭漫画部門優秀賞受賞、
2019年リーヴル・パリ(フランス語版) レコメンド作品、
2020年第24回手塚治虫文化賞マンガ大賞受賞。
なるほどだよなぁ、というのが自分も思うところ。

2022/11/10追記…星数変更します。主人公は美世と思っていたのでしたが、ジュディットの登場以来わからない印象となっていす。大浦さんのストーリーへの関わりも今主役を食う勢いであるし、岩次にも別の役割持たせて来ました。女性の胸元描写有り、床描写有り、なのに女性にセクシャルな空気よりも、中性を感じるビジュアル。
モモさんが主人公だわと思わせるも、回想シーンで年齢の若さが視覚的に感じられない為、今に連なる彼のこだわり所に、「以来ずっと」の感覚を抱きにくく、今まで謎めいてた、モモさんの過去のことなどに、スッと入り込みにくい感じです。1星下げます。
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