金四郎の妻ですが
」のレビュー

金四郎の妻ですが

神楽坂淳

料理の描写が詳しい

2022年10月23日
さらっと読めて、流れは割と良くも悪くも「調子がいい」。ややご都合主義気味なのと、たとえば、「美人」とずばり表現で美人を表してしまうところがやや難。全体的にこれが目立ち、金四郎は、かっこよく人を惹きつけるものがある設定だが、物語の中の言動では、あまりそういう感じがしない。一方で、食べ物に関する描写や役職に関する描写は、細かく、面白い(これがあるため、逆に登場人物や物語のあしらいについ、期待が高くなってしまう面はありそう)。
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