社畜が恋をしてみたら
」のレビュー

社畜が恋をしてみたら

今井ささる

恋も仕事も信頼と協力が大切

ネタバレ
2022年10月24日
このレビューはネタバレを含みます▼ 毎日終電帰りなら良い方で、会社に連泊もするような生活をする服部が、早めに帰れた日に居酒屋で10才年上の伊賀と知り合います。軽くてヒモっぽいノンケの伊賀とゲイの服部は結婚願望が無いことで意気投合し連絡先を交換します。二度目に会った時には酔いも手伝って服部は自分がゲイだと口を滑らせてしまうのですが、伊賀は変わらず屈託なく接してきて、その後、終電を逃した服部を迎えに来てくれたりします。そして「服部くん俺のこと好きでしょ?」なんて軽く言ってくるのでした。勢いよくお付き合いが始まりますが、そこは社畜の服部、なかなか思うようにはいきません。フリーだった伊賀も知り合いの会社で働くことになり、さらに時間がとれなくなります。そんな中、伊賀の実家の老犬があと2〜3日だという連絡が入ります。祖母が悪い時に仕事を理由に駆けつけなかった服部は、行くようにと伊賀を説得するのでした。服部の会社は確かにブラックなのですが、服部が自分で抱え込んでいるところも多く、伊賀から服部の心の中に自分の居場所も作って欲しいとお願いされます。服部の働きぶりがリアルで身につまされました。
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