スリーピングデッド
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スリーピングデッド

朝田ねむい

大丈夫ではない(私と間宮が・笑)

2022年10月24日
「大丈夫か?」佐田からの最期の言葉。学生の頃から変わらず純情で潔癖な間宮の性格を理解出来たからこそあえて確認のように諭す。
大丈夫じゃないよ~!涙止まらなかったよ~!(主に私が・笑)題材がリビングデットということで、どんなもんかと身構えましたが、ゾンビは一人(と一匹)のみ、しかもきれいめ。ただ死体の解体描写や、「痛たたたぁ~ッ」ってシーンがちょいちょいあるので注意です。えろは後半にありますが、全裸でドーン!という感じではなく、抱き寄せて営むという感じ。ですが、朝田先生の作品にしてはある方かと…。終わり方に関して、賛否分かれるかと思いますが、(私も余り好きな方では…)ただ、あの終わり方以外は考えられないよなー…。それくらい起承転結から伏線回収までしっかり作られているのはさすが作者様のお力です。
ひとはひとりで生きられる。でもひとりで生きるより心地好い生き方を知ってしまったらもうひとりで生きるのは辛いですものねぇ…。
なんにせよハゲのオッサン(?)にキュンするという貴重な体験をすることができました!(笑)
秋の夜長にオススメの一冊です!
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