1人と一人の3650日 【電子限定特典付き】
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1人と一人の3650日 【電子限定特典付き】

hitomi

振ったほうが引きずるやつ…

ネタバレ
2022年10月25日
このレビューはネタバレを含みます▼ 自己満足のために告白して軽蔑されたと思い吹っ切って10年を過ごした牧くんと、自分も好きだったのに周りの目を気にして身勝手に酷い言葉を浴びせて傷付けてしまったことを悔い続けて自分に罰を与えながら10年を過ごした勝己くん。
お互い好きあって一緒にいたけど、絶縁状態になって、それぞれの10年を過ごして、再会して赦しあってまた好きあって、今度は勝己くんが桜の下で牧くんに告白する……学生時代の続きじゃなくて、また1から始めたふたりの幸せオーラがこちらまで感じられました!
傷付けたことで自分が幸せになることを赦せなくなってしまっていた勝己くんが痛々しくてしょうがなかったので、牧くんと再会できたきっかけになった本には頭が上がりませんね…。
勝己くんの苦しくて辛かった10年を忘れてしまえるくらい牧くんとふたり幸せに過ごして欲しいです!!
読み切りのお話しは、ユースケくんが終始男前だけど大也の前では可愛くなっちゃうとこがにやけポイントでした。日本語って本当に難しくて言われた言葉の意味をすぐには理解できなくて、ふとした時にあれってこういう意味だったのか?てなる時ありますよね〜!
表題作も読切短編?も言葉がキーになってるなぁと(勝手に)感じました。
暗い始まりですが、読後はほわっと出来ます!
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