青の花 器の森
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青の花 器の森

小玉ユキ

作陶と恋とがじっくり綴られています

2022年10月25日
作者様の『月影ベイベ』がすごく良かったのと、器が好きなので、迷わず読みました。3巻までの感想です。
波佐見焼の焼き物についても詳しく描写されていてとても興味深いです。
龍生が始めはずいぶんと頑なで気難しい人でしたが、青子と作陶を通して毎日を過ごしている内に、どんどん気持ちも解れ、足取りも軽くなっていっているようで嬉しくなります。青子も初めて龍生が自分に笑顔を見せてくれた時は、脳内でくす玉割れてましたし。普段無口な人がフッと笑ってくれたり、頬を染める姿にはキュンとしてしまいます。
青子には熊平さん、龍生には春馬との悲しい過去がありますが、2人とも人の気持ちを思いやる性格なので、これからどんなふうに乗り越えていくのか、楽しみに少しずつ読んでいきたいと思います。
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