このレビューはネタバレを含みます▼
オペラの世界にはあまり興味がなかったのですが、一条先生の描くしっかりしたストーリーと華やかな絵に、すんなり入っていけました。
才色兼備で順風満帆な人生を送ってきた少し世間知らずのお嬢様が、オペラ界での成功を目指すサクセスストーリーですが、ちょっとトントン拍子すぎるかな…?
そんな中、主人公『史緒』に対して凄まじい嫉妬をし執拗に邪魔をする『萌』の存在が、まるで史緒に取り憑く“生き霊”の様にしつこくて良い味出していました😃
あまりの痛々しさに、後半は可哀想に思えてきました…。
彼女の存在がなければ成立しない物語ともいえるでしょう。