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今月(4月1日~4月30日)

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シーモア島
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投稿レビュー
  • SAKURA TABOO

    猫田ゆかり

    面白い
    2016年9月24日
    原作物かと思うほど丁寧なストーリーで、三巻いっきに読みました。
    しかし、これから益々面白くなりそうな展開だったのに伏線が回収されないまま突如完結とは…早く続きが読みたい。続編を熱望しております。
  • クジラの子らは砂上に歌う

    梅田阿比

    面白い
    2016年8月27日
    淡く美しく優しいメルヘンな世界観を一変させる、容赦ない残酷な仕打ち。
    ギャップにやられました。
  • 月に吠えらんねえ

    清家雪子

    面白い
    2016年8月27日
    凄い作品だなー。最初はほのぼのと読んでいたのに、いつの間にか混沌世界の泥濘に飲み込まれていく感じ。
  • 銀のスプーン

    小沢真理

    響く
    2016年8月27日
    静かで優しい作品ですね。多くを語らず胸に仕舞い込むその想いが優しくもあり悲しいです。
  • 白暮のクロニクル

    ゆうきまさみ

    面白い
    ネタバレ
    2016年8月27日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 不老不死のオキナガ達。国の監視下に置かれ活動を制限される代わりに、生活の保護を受けていることにより国民からは更に忌み嫌われる存在。そこに携わる役人達の仕事ぶりも実にリアル。と結構現実的に描かれていて、他のドラマティックに描かれた不死人作品とは一線を画した作品で新鮮でした。残酷なシーンもありミステリー要素も強いですが、登場人物が飄々としたキャラが多いためクスッとしていまう場面も多いです
  • 薔薇王の葬列

    菅野文

    面白い
    2016年8月27日
    美しく繊細な絵ですが、なかなか重くて残酷で良いですね。試し読みのつもりが止まらなくなりました。
  • 鈴蘭

    渡千枝

    恐ろしい
    2013年8月30日
    『欲』という救いようのない怨念が無限に輪廻し、誰しもが『彼女』から逃れられないという恐ろしさ…。久々に怖いと思えるホラー漫画に出会いました。私が子供の頃に衝撃を受けた、楳図先生の「赤ん坊少女」という作品を彷彿とさせ、それに匹敵する恐怖でした。ラストには「鈴蘭」とは別の短編作品が収録されていて、そちらは比較的穏やかな内容の作品だったので癒されました。
  • 江~魔王の燠火~

    魔木子

    完成度高し!!
    2013年8月25日
    この作品、以前から気になっていたのですが『大河ドラマの便乗で新鮮味はないかな…?』と思って読むのを躊躇しておりました。しかし私の考えが浅はかでした。実際に読んでみると、大河ドラマ「江」よりも面白く奥深いと感じました。私自身この辺の歴史には矛盾や謎に感じていた部分があったのですが、先生の作品を読むと、全てのつじつまが合い、妙に腑に落ち納得させられてしまう感覚に陥り驚かされました。それほど魔木子先生の想像力と物語の構成力&表現力が素晴らしいということです。読んで良かった!やはり魔木子先生の作品にハズレなしですね。
  • 幻獣の星座

    秋乃茉莉

    気になる~
    ネタバレ
    2013年6月20日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 大変面白く読ませていただきました。中学生の男の子が主人公です。ある日、彼の前に鳥形の星獣が現れ「ダラシャールという国の法王である」と告げられます(※チベットのダライ・ラマのように輪廻転生によって継承されるらしい…)。それから主人公を取り巻く環境は一変してゆきます。登場人物が多く、舞台も時を越え場所を変え世界を巻き込みと、とても読み応えのある作品でした。『ペットショップ・オブ・ホラーズ』のD伯爵もチラッと登場していたのが嬉しかったです。ラストはあえて読者自身の想像と解釈に委ねるという作者の意図が込められているのでしょうが、私的には是非続編を描いていただきたいと願うほど後の展開が気になって気になって仕方ないです。
  • ブラックジャックによろしく

    佐藤秀峰

    参考になりました
    2012年11月30日
    タイトルから外科を舞台に華麗なる手術シーンがメインの漫画なのかな?と思っていたのですが、全く正反対なストーリーでした。
    私達がなかなか知りえない医療制度や医療現場の真実を深く鋭く突いてます。
    名作ですが、医療関係者にとっては読んでほしくない問題作かもしれませんね。
  • 九十九眠るしずめ

    高田裕三

    えっ!?終わり?
    ネタバレ
    2012年11月12日
    このレビューはネタバレを含みます▼ とても面白く謎も多くてワクワクしながら読んでいたのですが、いきなり呆気なく完結してしまいました(泣)。
    しかも、解き明かされる事を楽しみにしていた数々の伏線や最大の敵の正体など、何一つ謎が解明されないままの終了…。詳しい事情は知りませんが打ち切り作品なんでしょうか?悲しいです。続編の復活を切に願っています。
  • 魔法使いの娘

    那州雪絵

    じわじわとハマった
    ネタバレ
    2012年7月2日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 最初はよくある陰陽師や妖怪モノと思っていましたが、意外な面白さに徐々に引き込まれました。

    なぜなら登場人物がとても魅力的だからです。

    ヒロインの徹底的にサバけた男前な性格もそうですが、彼女を取り巻く人達の謎に満ちたキャラに魅了されました。
    彼女の養父(天才陰陽師)に関しては、特に掴みどころがなくミステリアスで、その人物像はラストまで最大のテーマとして扱われます。
    “実は良い人でした”という、ありがちなオチにしていないのが小気味良く私好みでした。


    妖怪や幽霊の描写は少し大雑把ですが、ストーリーがしっかりしていて、伏線も絶妙に張り巡らされています。
    試し読みのつもりが、先が気になり2日で全話読んでしまいました。


    欲を言えば、あと2、3話位プラス描いてほしかった…。
    最大の山場を解決し終えると呆気なく『完結』してしまったので、少し戸惑い余韻に浸れませんでした…😁。
    ある意味潔いですが😃

    彼等のその後がとても気になります。
    続編を描いてほしいですね~
  • 巴がゆく!

    田村由美

    面白い✌
    2012年6月11日
    “戦う女性”を描くなら、やはり田村先生をおいて右に出る者はいないでしょう。
    改めてそう思わせる作品です。

    先生の代表作『BASARA』の“更紗”とはまた違った魅力の強さを持つヒロインです。
    身体・戦闘能力においては本作品の“巴”が 一番優れているのかもしれません。

    例えるなら戦国時代における主従関係さながらに、愛する男を陰ながら命懸けで守り支え続ける“巴”の強い意志と凛とした姿に魅了されます。

    昔の作品なので時代を感じさせる表現の古さは若干気になりますが、名作だと思います✌
  • ゴールデン・デイズ

    高尾滋

    😢
    2012年5月21日
    死期の迫った祖父の不思議な力により、大正時代へタイムスリップした主人公…。

    物語の入口が荒唐無稽なので、それほど期待せずに読み始めたのですが、心震える感動的なストーリーでした。
    友情・恋愛・サスペンスetc...あらゆるエッセンスが繊細に組み込まれた作品です。
    また、緻密に計算され張り巡らされた伏線にグイグイ引き込まれます。

    登場人物達の背景にある悲しいドラマや心理描写が本当に繊細に描かれていて素晴らしい。
    それぞれの人物像に魂が込められていて、深く感情移入してしまい幾度も目頭を熱くしました。
    切ないストーリーですが、読み終えると暖かい気持ちにさせられます。

  • カンタレラ

    氷栗優

    面白い✌
    ネタバレ
    2012年5月17日
    このレビューはネタバレを含みます▼ マキャヴェッリ著『君主論』で理想的な君主と評されたチェーザレ・ボルジアの華麗なる半生にオカルト的な要素をプラスした作品。

    枢機卿である父・ロドリゴは自らの野望『教皇の座』を得るためにその見返りとして、間もなく誕生しようとする我が息子・チェーザレを生贄に捧げる契約を魔物と交わします。(手塚治虫の“どろろ”を思い出しました😃)

    美しく聡明に成長していくチェーザレ。
    しかし父の裏切りを知り、我が身に巣くう魔物に心まで支配されつつある己自身を呪います。

    彼にとって唯一の救いであるキアロ(ミケロット)の存在により、かろうじて人間の心を保つチェーザレの姿はとても痛々しくて切ないです。

    一方、冷酷で残忍な顔を併せ持ち美しく妖艶なチェーザレに、出会う人々は畏怖の念を抱きながらも魅せられてしまいます。

    オリジナリティ溢れる解釈で描かれた悪魔的チェーザレ・ボルジアと、史実に伝わる彼の人物像が違和感なく融合しています。

    政治的背景もしっかり描かれていて面白いです。
    ただ、内容が濃く長編なのでラストをもっと掘り下げて描いてほしかったです。
    (それまでが激動の連続なので、その反動によるギャップのせいか意外に呆気なく感じた…😃)

    あと、今更ですがこの手の絵柄は個人的に苦手です😁
  • Fate/stay night

    西脇だっと/TYPE-MOON

    深い
    ネタバレ
    2012年5月15日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 恥ずかしながら、このシリーズの存在を最近知りました…。
    TVアニメの『フェイト・ゼロ』(※本作品の十年前の設定を描いた作品)があまりに面白かったので興味をもち購入して大正解!
    一見幼くて可愛い絵柄とは裏腹に、テーマ性の深いストーリーに夢中になりました。

    7人の魔術師達“マスター”が、英霊となった伝説の英雄達“サーヴァント”を魔術召喚し、「聖杯」をめぐって壮絶な死闘を繰り広げます。
    神話に伝わる宝具や魔術を使った戦闘シーンは迫力があります。

    戦闘だけでなく、登場人物達の心理描写や背景にあるドラマ、緻密に計算され張り巡らされた伏線は素晴らしくグイグイ引き込まれます。

    意図せずマスターとなってしまった主人公・衛宮士郎。
    命を奪い合う“聖杯戦争”に大きく疑問を抱き、未熟ながらも全力で阻止しようとします。
    命の尊さを訴え、ブレる事なく正義を貫こうとする士郎の心の強さに感動します。

    また、英雄達の華やかな伝説の裏に隠された、あまりにも悲しい物語が繊細で巧みに描かれています。
    特に名もなき孤高の英雄“アーチャー”の強い信念の追求の果てにある計り知れない絶望と孤独を想うと切なくて心が震えます。

    “正義”とは何か…と深く考えさせられる作品です。
  • デッドマン・ワンダーランド

    片岡人生/近藤一馬

    グロい
    2012年5月13日
    民営刑務所の地下施設を舞台に、自身の血液を武器化し変幻自在に操る能力者達“デッドマン”の戦闘シーンがグロくて見応えアリ✌
    殺戮の描写が生々しいです。
    絵が綺麗で丁寧なので、それほど不快に感じませんでした。

    設定や構成などしっかりしていて謎となる伏線も多くストーリーにグイグイ引き込まれます。
    ただ、サイコなシーンや台詞まわし、キャラクターなど若干ベタに感じます。

    全体のバランスの良い作品で面白いのですが、ページ数が少ないので集中してサクサク読めないのがストレスでした😔
  • ポーの一族

    萩尾望都

    不朽の名作
    ネタバレ
    2012年5月2日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 最愛の妹メリーベルを失い天涯孤独となったエドガーは、どこか妹の面差しに似た少年・アランを『ヴァンパネラ“ポーの一族”』へ迎え入れます。

    …永久に美しい少年の姿をしたエドガーとアラン。
    永い歴史の中に伝説のように断片的に残る彼らの足跡…。

    しかし、確かに彼らと出会い束の間の時をすごした人々の鮮やかな記憶の欠片を遡り繋ぎ合わせると、そこに『エドガーという少年とその妹メリーベル』の奇跡のような一つの悲しい物語“原点”が浮かびあがってくるのです……。

    何度読んでも、緻密に計算されたストーリーと繊細な心理描写に唸らされます。
    エドガーの計り知れない絶望と孤独を想うと、心が震え胸が痛くなります。

    近年特に吸血鬼ブームで国内外問わずあらゆる作品を目にしますが、四十年近くも昔にこれほど完成度が高く、今なお他の追随を許さない名作を描きあげた当時の萩尾望都の早熟さに改めて驚かされます。

    子供の頃に読んだ時は、薔薇の咲き誇る“ポーの村”とエドガーは現実に存在しているのでは…?と夢想したものです😃

    この奇跡のような作品に巡り会えた事は私にとっての悦びです。



  • へうげもの

    山田芳裕

    着眼点が✌✌
    2012年4月27日
    着眼点が新しくユーモアがあり、絶妙に肩の力が抜けていてシュールな作品です。

    他の戦国時代ものの作品は、ひたすら戦いだけを描いたものが多いですが(それも面白いですが…😃)、本作品は違います。

    文化・芸術的な面にもスポットを当て、戦国時代に生きる武人達の芸術品に対する凄まじい物欲を描き、個々の人物像が新しい角度から人間臭く表現されています。

    特に、織田信長の持つ壮大な世界観と研ぎ澄まされた感性をリアルに描いています。
     信長の家臣“主人公・古田左介"は、千利休を通じて茶の湯の世界に触れ、わびさびの奥深い精神性を学びます…。

    …好みはハッキリ別れるでしょうが、じわじわとハマっていく面白さです。
  • 銀のヴァルキュリアス

    さちみりほ

    面白い…が
    ネタバレ
    2012年4月19日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 作品紹介だけ読むと半信半疑だったのですが、レビュー高評価を信じて購入を決意!個性的な設定のファンタジーでした。

     あらすじは……
    臆病で男性恐怖症の主人公・ルカは、何者かの導きにより、社会が女尊男卑で成り立っている異世界へ突如迷い込みます。

    男たちが差別され虐げられている姿を目の当たりにし、ルカは心を痛めます。
    やがて謎の美しい奴隷(♂)に出逢い、二人は次第に惹かれていきます…。

    そして何故か女王に命を狙われ続けるルカ…。そこには前世からの深い因縁が関係していました。

    逃亡と戦いの日々のなか、ルカの強く逞しく成長していく姿を描いています。

    …ただ残念なのは絵と心理描写です。
    一見美しく丁寧ですが、平面的な絵に躍動感はなく、戦闘シーンは稚拙で迫力に欠けます。(…なのに何故戦いがメイン?)

    表情に乏しく(…ほぼ無表情🙄)、美形の描き方がワンパターン…。(…髪型と服装で判別🙄)

    テーマは“壮大な戦いと激しい恋”であるのに、心情も深く掘り下げて描かれていません。

    設定はとても面白いが、表現力が追い付いていないせいか、ストーリーに緩急がなく淡々と進んでいく印象を受け、物語の世界に浸りきる事ができませんでした…。
  • ニューヨーク・ニューヨーク

    羅川真里茂

    感動的
    ネタバレ
    2012年4月13日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 読み終えて、まるで一本のドキュメンタリー映画を観たような感覚になりました。
    ラブストーリー・ヒューマン・サスペンスと色々な要素の含まれた、内容の濃い作品です。

     ニューヨークを舞台に、ゲイ社会の悲しい側面がリアルに表現されています。

    静かに愛を育む二人に忍び寄る不穏な影。
    大きな事件に巻き込まれ、世間の好奇の目に晒される事となります。
    二人は傷つきながらも寄り添い互いの手を絶対に離しません。

     BL系は正直苦手な私ですが、そんな事は忘れて二人の深い愛情に感動しました。

    最後に安住の場所を得た二人の幸せな姿に胸が熱くなります。
  • 宇宙兄弟

    小山宙哉

    最高
    2012年4月12日
    子供は胸を躍らせ、大人は胸を熱くする…そんな物語です。

    宇宙飛行士であるヒビトを弟に持つ主人公のムッタ。
    幼い日に誓い合った兄弟の夢を一人叶えた才能ある弟にコンプレックスを抱き続ける日々…。

    しかし“兄の秘めたる才能”を見抜き信じてきたヒビトの後押しにより、ムッタはもう一度夢を追う決心をします。

    サラリーマンだったムッタのゼロからのスタートなので、宇宙飛行士に関する知識が全くない私でも順を追って理解でき、頭を抱える事なくすんなり物語に入っていけました。

    ムッタの、ネガティブでいて大胆、ドジだけど頭は良く、軽薄そうに見えて真面目でハートの熱い、ギャップのある性格がストーリーをより一層面白くしています。
    脇を固める登場人物もかなり濃い濃いです。
    笑いあり、涙と感動も多々あり、エンターテイメント性の高い作品です。
  • 未来日記

    えすのサカエ

    バトルロイヤル
    ネタバレ
    2012年4月10日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 少しネタバレしますが…

    神から未来予知の能力を授かった12人が、能力を駆使して殺し合うバトルロイヤルです。
    最後に生き残った1人が神の後継者となります。

    主人公を盲目的に愛する狂ヒロインの存在が、物語の重要な鍵を握っています。
    一見可愛くて無垢な彼女が、実は大きな秘密を抱えながら一番冷静で残酷にコマを進めていく様子が恐ろしくて、物語を一層面白くしています。
    優柔不断で偽善的な主人公には、もどかしさを感じますが…。

    12人の互いが予知能力者なので、裏をかいた心理・頭脳戦がとても面白いです。

    ラストは予想外の展開でした。
  • ARMS

    皆川亮二/七月鏡一

    面白い✌
    ネタバレ
    2012年4月9日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 先生の作品のなかで「ARMS」は特に好きです。

    他の皆川作品に比べてシリアスで、敵も含めた登場人物の心理描写や背景にある悲しいドラマ、恋愛部分が一番繊細に描かれていると思います。
    傷つき苦悩する主人公の姿が本当に痛々しくて切なくなります。

    科学的な設定も面白いです。
    未だ未知数で謎多き「地球外鉱物」を腕に移植された主人公。
    実はそれ自体が意志を持つ変幻自在の“金属生命体”で、時には自ら反物質(反素粒子)を生成したりと戦闘のバリエーションが豊富で飽きません。
    一見荒唐無稽だが、読者を納得させてしまうリアリティがあります。

    敵も魅力ある能力者が次々と登場し、壮絶で壮大な戦いが繰り広げられます。

    童話「不思議の国のアリス」の引用が絶妙でミステリアス。物語を一層面白くしています。

    ラストまで予想外な展開の連続で、ストーリーにどっぷり引き込まれました。
  • 天才ファミリー・カンパニー

    二ノ宮知子

    面白い
    2012年4月7日
    やはり二ノ宮先生の作品だけあって、登場人物がかなり個性的で、才能ある変人だらけです😃

    頭脳明晰で完璧主義のクールな主人公が、周囲のふざけた人達に振り回され、最終的には嫌々ながらも助けてしまう、お人好しさ加減はギャップがあってステキでした。
    主人公が高校生ですが経済系のお話です。笑いあり時にはシリアスありで、飽きることなくサクサク読めました。

  • 櫻狩り

    渡瀬悠宇

    意外❤
    2012年4月6日
    渡瀬先生の作品は明るくて奇想天外なファンタジーしか読んだ事がなかったのでびっくりでした。

    大正時代を舞台に、文学的表現を駆使した、重厚で妖艶な香り漂う官能的で悲劇的な世界観に酔いしれました。

    BL系は正直苦手な私ですが、ハマりました。

    孤独で破滅的な美しい青年が、無垢で真っ直ぐな瞳をした主人公に惹かれていく様子が、もどかしくて不器用で切なくなりました。
  • BASARA

    田村由美

    情熱的
    2012年4月5日
    我々の文明が滅びた後の、遠い遠い未来の日本国が舞台。

    王族による独裁体制が長く続き、国家としては未だ未成熟。我々の歴史観で例えるなら平安時代~戦国時代~江戸末期…をMIXした様な背景です。

     少女サラサは、今は亡き双子の兄『運命の子・タタラ』の名を引き継ぎ、兄の仇である“赤の王”を討つべく、同胞達の希望を背に王家へ戦いを挑みます。
     戦いの日々の中、シュリとの宿命的な出会い…それから嵐のように物語は進んでいきます。

    “少女サラサ”と“英雄タタラ”との狭間で葛藤し、シュリへの日々募る想いを胸に秘めながら、男と偽り戦い続ける姿は痛々しくて切ないです。

    少女漫画ですか…?と疑うほど、戦いは壮絶で残酷で容赦ない。
    そして禍々しくも美しいです。

    登場人物達が本当に魅力的(ビジュアルを含め)で、ひとりひとりに魂が込められていて、心理描写の繊細さに心が震えます。

    絵のディテールが大雑把なので一見読みづらいのですが、重要なシーンでの鬼気迫るほど美しい表情と、息をのむほど迫力のある表現力には圧倒されます。

    戦いもさることながら、情熱的な深い愛を描いた感動的な物語です。

    巨匠漫画家達の作品へのオマージュ(パクリともとれる…😁)と思われるエピソードやシーンが所々あり、それを発見するのも一興です。
  • 7SEEDS

    田村由美

    夢中です
    2012年4月5日
    カラーは全く違いますが、田村先生の傑作「BASARA」と甲乙つけがたい程、「7SEEDS」も傑作と言えるでしょう。

    絵のディテールが大雑把なので一見読みづらく感じますが、重要なシーンでの息をのむほど迫力のある表情と、美しい表現力には圧倒されます。

    隕石衝突により一度絶滅し、生態系や環境が様変わりした地球が舞台です。

    隕石衝突による人類滅亡を危惧した政府の要人達により無差別に選ばれし数十名の若者達が、コールドスリープによる永い永い眠りから目覚め、絶望的な環境の未来の地球へいきなり放り出されます。

    登場人物は多いのですが、それぞれがとても個性的で、繊細で巧みな心理描写に深く引き込まれます。

    ひとつひとつのエピソードに心が震えるほど切なくなり、悲しみや葛藤を抱えながらも、決して希望を失わない彼等に感動させられました。

    こんなにも生き抜く事を真剣にリアルに感じた漫画は初めてです。

    まだまだ先が見えなくて、かなり長編になるでしょうが、最後まで読み続けたい作品です。
  • ファースト・ガール

    さいとうちほ

    え…🙄
    2012年4月3日
    レビュー高評価につられて購入しましたが…。

    確かに華やかでドラマチックな急展開。
    絵もセクシーで美しい。

    まさに王道ラブロマンス…といった感じですが、私にはベタで陳腐に感じました。
    心理描写も繊細さや奥深さに欠けてイマイチ…。
    好みがハッキリ別れる作品だと思います。

    夢見るヒロイン願望の強い人向きかな?
    ファンの方々、ゴメンナサイ…
  • プライド(一条ゆかり)

    一条ゆかり

    妬み嫉み
    ネタバレ
    2012年3月30日
    このレビューはネタバレを含みます▼ オペラの世界にはあまり興味がなかったのですが、一条先生の描くしっかりしたストーリーと華やかな絵に、すんなり入っていけました。

    才色兼備で順風満帆な人生を送ってきた少し世間知らずのお嬢様が、オペラ界での成功を目指すサクセスストーリーですが、ちょっとトントン拍子すぎるかな…?

    そんな中、主人公『史緒』に対して凄まじい嫉妬をし執拗に邪魔をする『萌』の存在が、まるで史緒に取り憑く“生き霊”の様にしつこくて良い味出していました😃
    あまりの痛々しさに、後半は可哀想に思えてきました…。

    彼女の存在がなければ成立しない物語ともいえるでしょう。
  • 狼と香辛料

    小梅けいと/支倉凍砂/文倉十

    大人な物語
    2012年3月30日
    時代背景は中世ヨーロッパ的ですが、地名など完全オリジナルな世界が舞台です。

    “行商人ロレンス”と“豊穣の神・賢狼ホロ”のひょんな出逢いから始まる二人旅のお話です。

    各町での、行商人同士の綱渡りのような危うい駆け引きに毎度ハラハラさせられます。

    ロレンスの知識も知恵も度胸もあるが若輩ゆえの経験のなさを、ホロが鋭い洞察力と観察眼をもってさりげなくフォローする、絶妙なバランス関係がステキです。

    謎かけ問答のような二人の会話のやりとりも小気味よいです。

    ホロが生意気で甘え上手でとにかく可愛いです。
    普段は美少女ですが、本来の狼の姿に戻った時の大迫力には畏怖するとともに、その神々しさと美しさに魅了されます。

    “もののけ姫”にでてくる狼(名前忘れましたが…😁)を思い出しました。
  • アラタカンガタリ~革神語~

    渡瀬悠宇

    かなり長編の予感
    2012年3月30日
    古代日本的世界観の壮大なファンタジーです。

    さすが渡瀬先生!奇想天外な世界観ですが、土台がしっかりしたストーリー展開で矛盾を感じさせません。

    絵がとにかく丁寧で美しいので読んでいて全くストレスがないです。

    今回は男の子が主人公なので、感情表現が素直でアツい作品です。
    純粋で正義感のある反面、とても繊細な心を抱えた主人公アラタが、戦いを重ねるごとにどこまで強く逞しくなっていくのか楽しみです。

    アラタを取り巻く女の子達もとても魅力的で可愛いです。
  • ADAMAS

    皆川亮二/岡エリ

    ジュエルマスター
    ネタバレ
    2012年3月30日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 皆川先生おなじみの、スケールの大きいテーマでアクションシーンも満載です。(他の皆川作品に比べ、迫力は若干劣るが…)

    ダイヤモンドの利権をめぐって巨大な組織の陰謀が渦巻く中、宝石のパワーを利用して戦う『ジュエルマスター』達の存在が個性的で面白いです。
    個人的には、Episode6「エメラルドの瞳」辺りから敵の輪郭がみえてきたので、面白くなっていきました。

    欲をいえば、他作品と違ってせっかく女性が主人公で宝石が題材なので、もっとゴージャスで華やかなシーンも増やして欲しかったです。主人公がちょっと地味かな?(※顔は美人)
    ゴリラ並みに強いですが…😃

    あと、(箸休め的な…)本筋からそれたEpisodeもあり、ちょっと退屈に感じました。私はせっかちなので…😁

    ただ、伏線が無数に張り巡らされているので、これらがこの先どう繋がっていくのかワクワクします。期待してます❤
  • 女王の花

    和泉かねよし

    先が気になる
    2012年3月30日
    まだ完結してないのですが、悲しいラストをにおわせる意味深なスタートから始まるので、とっても気になります。

    中国的世界観のオリジナル歴史ストーリーです。少女漫画とは思わせない、しっかりした政治背景とスピード感のある展開にグイグイお話に引き込まれます。

    表情や心理描写が繊細で切なくなります。
    姫と奴隷という本来結ばれないであろう2人がどうなっていくのか楽しみです。
    ハッピーエンドを願いますが…

  • 3×3EYES

    高田裕三

    世界観が好き
    ネタバレ
    2012年3月25日
    このレビューはネタバレを含みます▼ インド神話なども織り交ぜた壮大なファンタジーです。
    グロいシーン(内臓飛び出たり)がハンパなく多いのですが、不思議と不快感はないです。

     主人公の八雲は、齢300歳の少女?“三つ眼妖怪パイ(=さんじやん)”に命を救われ、パイの妖力により不死身の肉体を得ます。

    そして、パイの 「人間になりたい!」 という悲願を叶えるため、二人は『人化の法』を探す旅に出ます。

    “さんじやん”のルーツを探れば探るほど謎は深まる一方で、何故だか二人の前に次々と敵が立ちはだかり、物語はとても複雑に絡み合っていきます。

    登場人物がとても多く長編なので、話が脱線してるのでは…?と不安になりましたが、根気強く読み進んでいくと多くの伏線がつながりスッキリしました。

    さまざまな出会いと二人を待ち受ける過酷な試練のなか、八雲の逞しく成長していく姿、二人の真っ直ぐな想いと深い絆がステキです。

    人類の存亡を左右するラストはとても感動的でした。
    読み終えると暖かい気持ちになります。

    以前は途中で読むのを断念したのですが、今回最後まで読んで良かったです。
  • ディア マイン

    高尾滋

    はー❤
    2012年3月16日
    切なくて心温まるヒューマン・ラブストーリーです。

    弱冠十歳のふうま君が、主人公・さと子によせる、年の差を感じさせない大人びて優しくて一途な想いが巧みな心理描写で描かれていて、胸がしめつけられます。

    とてもステキな男の子です。

    日渡先生の作品『ぼくの地球を守って』の小林輪君を彷彿とさせました。
  • D―LIVE!!

    皆川亮二

    ハマる面白さ✌
    2012年3月4日
    陸海空、全ての乗り物を自在に操るアクションシーンは必見です。

    絵がとても丁寧で、マシンや武器のディテールも素晴らしい。読んでいてストレスを感じません。

    エピソードによって原作者が様々と変わり、細やかな取材に基づいた中弛みのないしっかりしたストーリーに仕上がっています。

    中盤から特にスケールが大きくなっていきハマりました。
    登場人物も皆甲乙つけがたいほど個性ある魅力的な面々が揃っています。

    内容の濃い贅沢な作品です。
    既に作者の他作品を知る方々にとっては、期待を裏切らない面白さだと思います。

    ページ数も多いので満足です。
  • KATANA(1) 襲刀(かさねがたな)

    かまたきみこ

    おもしろっ!!
    2012年2月29日
    面白い!
    主人公アキラの、ほのぼのしたキャラと、時折見せる凛々しい姿とのギャップがステキです。

    鎌倉時代から代々続く刀匠の家に生まれるアキラは、刀に宿る魂の姿が見える能力があり、様々なトラブルを危なっかしくも解決していきます。

    シリアスなストーリーのはずですが、登場人物達が個性的なので笑えるシーンもあり楽しめます。刀の魂達のキャラも、とても素直で愛嬌があり魅力的です。

    刀にまつわる話はしっかりしていて、お勉強にもなりました。
    ヒューマン的な要素もあるので刀に全く興味がない人でも引き込まれるストーリーだとおもいます。

    絵はナチュラルでとても綺麗です。
  • 漂流ネットカフェ

    押見修造

    暗ーい
    2012年2月28日
    楳図先生の「漂流教室」のネカフェバージョンです。異世界の風景も似てますね。

    本家も怖かったのですが、こちらの作品は登場人物達が大人なので、人間の黒い部分をより生々しく感じらました。
    それぞれが普通の人で華やかさはないのですが、それがリアリティさを増していると思います。

    この世界では暴力(性的なものも含め)が絶対的な権力を持ち、どんどん地獄のような泥沼な展開になっていきます。

    よくできたストーリーで、読んでいて段々ムカムカしてくるほど、引き込まれてイッキに読みましたが、
    主人公が魅力性に欠ける点と、とにかく陰気で気が滅入ってしまったので、評価は3つです…。
  • てるてる×少年

    高尾滋

    😢
    2012年2月13日
    最初は学園モノでコメディかと思いきや、読み進んでいくと忍の里を舞台に裏切りや陰謀などシリアスで重~いお話になっていきます。登場人物は多いのですが、それぞれが悲しい過去や宿命を背負っていて、とても切なくなります。そのなかで生まれる想いはとてもとても一途で胸が苦しくなりました。
    これだけたくさんの登場人物すべてに魂を吹き込める作者の力に脱帽しました。
  • スイート オアシス

    秋里和国

    変で怖い
    2011年12月22日
    この作者さんの漫画は何作か読んでますが、いつも登場人物の性格がズレてるというか共感できない事が多いのですが、今回もそんな感じでした。それでも好きなのですが…。そのズレた人達のドロドロした三角四角関係が泥沼化していく展開が異常でサイコで怖かったです。絵が綺麗でテンポが良いので、内容の割にあまり暗さは感じません。面白かったです。やっぱり最後まで共感はできませんでしたが…。
  • 恋の奇跡

    もりたゆうこ

    ドロドロ
    2011年12月15日
    懐かしくてパック買いして一気に読みました。
    内容が濃くてとても読み応えのある作品です。

    雪乃の美に対する異常なまでの執着。欲しいものを手に入れる為なら手段を選ばず罪に手を染めていく様はとても恐ろしいです。
    そういう人格形成に至った過去の不幸な体験が壮絶で悲しいです。

    対照的に、主人公が地味で不器用だがとても誠実で、雪乃に苦しめられながらも、強く美しく成長していく姿に感動させられます。

    読み始めると止まらないです。
    ページ数が多いのでストレスなく読めました。