小劇場のお芝居のような





2022年10月30日
独特な語り口。何故?と読み始めたらとまらない。あとがきにあった人形劇などの演出もすごく効いてます。人形劇のところは、もしリアルな絵なら本当に痛々しく恐ろしい。そういうところを少し俯瞰で見ている淡々とした視点があると思う。...いや、少し離れないと思い出すことも出来ない記憶かも。自分を守るために心を半分死なせている象徴とも思える。(でも、このお人形の絵かわいー)靴の小道具も随所にメッセージが効いてて、言葉ではないものでも(シーンそのものとか)ばしばし訴えられた。大好きな作家さんなので、何故か買った直後に読めなかった。タイミングを選んで少し心を冷却してから読みました。でも、どんどんとりこまれた。おもしろかったー。

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みう さん
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